花と観葉植物(葉っぱの岬)

ゴデチア

別名:ゴデチャ、ゴデチヤ、イロマツヨイ
学名:Godetia(Clarkia)
科・属名:アカバナ科・ゴデチア属(クラーキア属)
原産地:北米原産
分類:一年草
寒さ:強い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:30cm〜80cm(種類による)
花径:3cm〜8cm(種類による)
花色:赤、ピンク、橙色など
種まき:秋まき(9月下旬〜10月)
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:変わらぬ熱愛

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ゴデチア

ゴデチア

クラーキア(一重咲き)

クラーキア(一重咲き)

クラーキア(八重咲き)

クラーキア(八重咲き)

ゴデチアは5月から6月頃に花を咲かせる一年草の草花です。花が密集して咲く姿が美しく色華やかで、そう長く花は咲き続けませんが、2週間ほど花を楽しむ事が出来ます。いくつかの種類がありますが、主によく見られるのはグランディフローラ(Grandiflora)とアモエナ(Amoena)の系統です。花の大きさは8cmぐらいでカラフル、草丈は80cmぐらいで切り花にも人気があります。他に矮性で草丈が30cmと低いグランディフローラ・モナーク(Grandiflora monarch)というのもあります。属名はゴデチアとクラーキアの2つの呼び方がありますが、クラーキアという名前で種が売られて品種は、別の種類のように見え茎の途中にやや小さい花が咲きます。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向
種まき 種まき 仮植え 定植
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾けば与える 表面が乾けば

ゴデチアの育て方

育てるポイント

日当たりと水はけのよい良い所でよく花が咲きます。肥料が多いと葉が茂り過ぎて、花が小さく見えるので控え目が良いです。草丈は高くなって横にも広がるので花壇向きですが、鉢植えに向いた矮性品種もあります。普通の品種を鉢植えにする場合は、大きい鉢が必要です。

種まき

種まきで比較的容易に育てる事ができます。時期は秋の9月下旬から10月中頃に行います。移植をやや嫌うのでポット蒔きするのがよいですが、箱まきでも小さい時に根を痛めないよう丁寧に行えば大丈夫です。 覆土は種が隠れる程度にします。箱まきでは本葉が2、3枚ぐらいになったらポットに仮植えするか、時期が遅くなっていまったら、根を傷めないようそのまま定植しても大丈夫です。
箱まき(ゴデチア)
箱まき

苗の植え付け

11月までに行うのが理想的です。庭では日当たりと水はけの良い、やや痩せた所を好みます。植えつけ場所に完熟牛糞などの堆肥を、水はけが悪い場合は腐葉土などを多めに混ぜ込んでおきます。植え付けの間隔は30cmぐらいが目安です。厚い霜柱が出来る地域では霜よけしておいた方が良いです。鉢植えの用土は普通の花の培養土でよく、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。
植え付け(ゴデチア)
植え付け

植え付けから開花まで

秋から晩秋にかけて少し大きくなりますが、冬になると寒さであまり大きくなりません。少し暖かくなる初春になると目に見えて育つようになり、ソメイヨシノの開花前になると花茎が伸び始めます。5月になると高く伸びて花が咲くようになります。
冬の様子(ゴデチア)
冬の様子(2月)
花茎が伸び始める(ゴデチア)
花茎が伸び始める(3月下旬)
開花(ゴデチア)
開花(5月下旬)

植え付け後の管理

鉢植えの場所

日当りの良い所に置きます。冬は霜が当たらない所でよく日に当てます。

水やり

花壇では植え付け後2週間ぐらいは、土が乾き過ぎないように水やりします。その後は、よほど雨が降らない日が続くのを除けば、通常は必要ないです。鉢植えでは、鉢土の表面が乾けば与えます。その他は花の水やりを参考にしてください。

肥料

痩せ気味の方がよい花が咲くので、苗の時期以外は肥料を与えない方が良いです。花壇では植え付けの際にあらかじめ堆肥などを混ぜて植えつけます。もし生育が悪いようなら2月下旬から3月上旬頃に、即効性の化成肥料を控え目にばら蒔いておくとよいです。鉢植えは緩効性の化成肥料を、控え目に置き肥しておくとよいです。

その他の管理

アブラムシが発生する事があるので、見つけたら殺虫剤を散布して駆除します。花茎が伸びて高くなると強風で倒れる事があるので、1本ずつ支柱で支えておくと安心です。花後の花がらは放置すると種が出来て養分を奪うので、切り取って次々と良い花を咲かせます。種を取りたい場合は、残しておくと実が成ります。

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