花と観葉植物(葉っぱの岬)

ジャーマンカモミール

別名:カモマイル、カミレツ
学名:Matricaria recutita
科・属名:キク科・マトリカリア属
原産地:ヨーロッパ
分類:一年草
寒さ:強い
暑さ:枯れる
草丈:50cm〜70cm
花径:約 2cm
花色:
種まき:秋まき(9月中旬〜10月)
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、直まき
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、切り花、ハーブ(ハーブティー、入浴剤、ポプリ)
花言葉:親交、仲直り
通販店:楽天市場にあり

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ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールの全体

ジャーマン(右)とダイヤーズ(左)

ジャーマンカモミールは春に花を咲かせる一年草の植物です。白い花びらに中央が黄色く可愛らしい花を咲かせ、開花の終盤になると花びらが下を向いてきます。花の大きさは2cmぐらいで、草丈は70cmぐらになります。カモミールという名前はギリシャ語で「リンゴの大地」と言うそうで、花がリンゴのような香りがする事からこう呼ばれるようになったそうです。実際に香りをかいでも、あまりピンと来ないかもしれません。ハーブとしての効能は鎮静作用、消化促進作用がある事で知られ、他にストレス性の胃痛や風邪にも効果があるそうです。ハーブティーにすると寝つきがよくなる事で知られ、ポプリや入浴剤にしてもリラックス効果があると思います。「植物のお医者さん」とも呼ばれ、病気や害虫のついた植物の近くに植えると、植物が元気になると言われています。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
収穫時期 収穫
場所 日向 日向
種まき 種まき 仮植え 定植
植え付け 苗の植え付け
肥料 肥料 元肥
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 表面が乾けば

ジャーマンカモミールの育て方

苗の植え付け

晩秋から早春頃にかけて苗が売られている事があるので、入手したら植え付けます。寒さに強く丈夫で育てやすく、夏は暑さで枯れる一年草の植物です。

花壇

日当たりのよい所に苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に堆肥などを混ぜ込み、30cmぐらいの間隔で植え付けます。暖地で特に霜よけせずに越冬します。

鉢植え

用土は花の培養土など普通でかまいません。自分で作る場合は赤玉土6、腐葉土4などです。鉢植えでは7号鉢に1株を目安に、65cmプランターでは2株を目安に植え付けます。

こぼれ種の移植

翌年の春になるとこぼれ種でよく発芽します。見つけたら、根をあまり傷めないように注意して、好きな所に移植すればよいです。

種まきから育てる

秋の9月中旬から10月頃までに行うのが理想的です。方法は直まき箱まきで行うとよいと思います。発芽率がよく、こぼれ種で増えるので、直播した方が楽だと思います。覆土は種が隠れるように行い、直まきでは30cmぐらいの間隔になるように間引きします。箱まきでは本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。箱まきでは本葉5枚ぐらいになったら、そのまま定植しても構いません。その他は植え付けの項目を参考にしてください。
11月上旬

箱まき

定植
3月下旬

随分大きくなった
5月上旬

開花

秋から春の管理

花壇

水やりは植え付け後しばらくは乾かし過ぎないように注意しますが、その後は雨が降らずに乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。肥料は元肥を混ぜて植えつけていれば、その後は春に即効性の化成肥料や液体肥料などを、生育が悪いようなら追肥するぐらいでよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

鉢植え

日当たりのよい所に置いて育てます。水やりは鉢土の表面が乾けば与えればよいです。肥料はあまり多く必要ないので、鉢植えでは緩効性の化成肥料を植えつけ後と春に置き肥すればよいと思います。もし葉色が悪いようなら、液体肥料を追肥するとよいです。

ハーブティー

開花した花を材料にして作る事ができます。収穫は花びらが下を向いた頃がよいと言われています。効果は風邪や気を安める効果があり、就寝前に飲むと寝つきがよくなる事で知られています。 ポプリにしても精神を安める効果があります。咲いた花をそのまま利用して飲む事ができますが、乾燥させるとある程度保存する事ができます。乾燥すると粉々になってしまうので、ティーパックに入れて作るとよいです。生ではコップに花がら5、6個ぐらい、乾燥では小さじ一杯ぐらい、お湯に3、4分蒸らしてそのまま飲んでよいし、シロップや蜂蜜を入れると飲みやすくなります。入浴剤としての利用は、袋に乾燥したものを入れて鍋で煎じ、その液をお風呂に入れて利用します。

収穫前

摘んだカモミール

ハーブティー

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