花と観葉植物(葉っぱの岬)

シザンサス

別名:コチョウソウ(胡蝶草)
学名:Schizanthus×wisetonensis
科・属名:ナス科・シザンサス属
原産地:チリ
分類:一年草
寒さ:弱い(0度以上)
暑さ:弱く絶える
草丈:20cm〜50cm
花径:3cm〜5cm
花色:青、紫、赤、ピンク、黄色、橙色
場所:日当たりを好む。霜、雨の当たらない軒下、室内など。
種まき:秋まき(9月下旬〜10月中旬)
発芽温度(15〜18度)
箱まき、ピートバン
用途:鉢植え、切り花
花言葉:あなたといっしょに、よきパートナー

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シザンサス
4月上旬、植物園

シザンサス(紫)
5月上旬、自宅のプランター

シザンサス(赤)
4月上旬、植物園

シザンサス(白)
5月上旬、自宅のプランター

シザンサスの葉
4月上旬、植物園

シザンサスの全体
4月上旬、植物園

シザンサスはチリ原産で標高が高く涼しい所に生息している秋まき一年草の植物です。コチョウソウという別名もあり、小さな蝶が舞っているような美しい花を沢山咲かせます。20種類ぐらいがあるそうで、草丈が低いタイプ、高いタイプがあり、また花の大きも3cmぐらいのものから5cmぐらいと大きなものもあります。標高が高く涼しく寒すぎない所に生息していて、雨に当たるのを嫌うので、一般に鉢植えで育てられます。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
置き場所 日向(室内、軒下など) 日向(雨よけ) 日陰 日向(室内、軒下など)
種まき 秋まき 仮植え 定植
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える(水切れ過湿とも嫌う) 表面が乾けば

シザンサスの育て方

場所

日当たりのよい所を好み、寒さにはあまり強くなく高温も嫌います。秋の種まきから育てた苗は、暖地では霜の当たらない戸外の軒下で越冬しますが、凍りそうな冷え込む日は室内に入れるようにします。春になって暖かくなると開花し、初夏には暑さで枯れてしまう一年草です。

冬の開花株

寒い時期に購入した開花株は温室育ちなので、室内の日当たりのよい所で育てます。適温は夜間5度〜10度ぐらい、昼間は15度〜20度ぐらいなので、暖房で20度以上になる所は避けます。春の桜が咲く頃になったら、戸外の日当たりがよく雨の当たらない所で育てます。直射日光をとても好み、日照不足になると貧弱に育つので、できるだけ直射日光に当てて育てます。

春の開花株

戸外の日当たりが良い所に置きます。また、雨に当たると花が落ちやすいので、軒下などに置くようにします。

水やり

水切れ、過湿ともきらうので、鉢土の表面が乾いたら与えればよいです。

肥料

緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料などを与えます。花が開花してきたら肥料切れさせないように気をつけます。その他は肥料のページを参考にしてください。

種まき

時期は秋の涼しくなった9月下頃から10月中旬頃に行うのがよいと思います。方法は箱まきするとよいです。覆土は薄く行い、発芽率はよいです。本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら植え付けます。鉢の大きさは高性で6号鉢、矮性で5号鉢に一株です。花壇では霜に当たると枯れる事と、長雨も嫌うので鉢植えで霜の当たらない日当たりのよい軒下で育てた方がよいです。寒さは0度ぐらいの低温に当たっても枯れる事はありませんが、凍りそうな日は室内に入れた方がよいです。直射日光をとても好み、日照不足になると茎と茎の間があいて、ヒョロヒョロと徒長して貧弱に育つので、できるだけ直射日光に当てて育てます。鉢植えの用土は花の培養土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などに植え付けます。あれば元肥にマグァンプK(中粒)などの元肥を混ぜ込んで植え付けるとよいです。
ポットへの仮植え前

10月下旬
プランターへの定植前

11月中旬
少し大きくなった

4月上旬
満開

5月中旬

庭植えしてみた

余った苗を軒下で越冬させ、うちは暖地なので3月上旬に庭に植えつけてみました。遅霜と寒さ対策にビニールトンネルで保護し、4月上旬になってから外しました。開花はしたのですが、徒長気味で鉢植えほど引き締まったように咲かず、元々は根が弱く倒れやすいのもあるのですが、傾いてしまうので支柱で支えました。雨が嫌いなので、もしかすると雨よけするともっと良く咲いたのかもしれません。花は思ったように咲きませんでしたが、切り花に利用できたので無駄だったって事はなかったです。暖地の方で苗の余った人はやってみても面白いと思います。ビニールトンネル内が20度以上にならないよう、通風の調節には注意してください。
苗の植え付け

3月上旬(ビニールトンネル)
開花

5月中旬
切り花

多種

病気や害虫

灰色カビ病

予防に対応した殺菌剤を散布しておくとよいです。

アブラムシ

発生したら園芸用の殺虫剤を散布して駆除します。

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