花と観葉植物(葉っぱの岬)

花の置き場所

日当たりのよい所で育っているものもあれば、木の下で育っているものもあります。また暖かい所が故郷のため冬の寒さが苦手だったり、逆に涼しい高山が故郷なために夏の暑さが苦手というものもあります。植物の種類によって育つ環境が異なるので、好む環境に置いてあげる事が必要になります。

明るさ

日向を好む

日当たりのよい所を好む草花や樹木はできるだけ長い間、日光に当たる場所で育てるようにします。日当たりが悪いと花の数が少なくなったり、あまりにも日当たりが悪いと生育が悪く徒長という、茎と茎の間があいて、ヒョロヒョロとした茎の伸び方になってよい花も咲かなくなります。
同じ日に植えられたラグラス

日当たりがよい場所

日当たりが悪い場所

日向を好むが夏は半日蔭

日当たりのよい所を好むのですが、夏の強い日差しを嫌うので、7月から9月頃までは強い日差しの当たらない、午前中の柔らかい日光に当てるぐらいで育てます。日差しが強くなったら50%ぐらいの遮光ネットで日差しを和らげてもよいです。

半日陰を好む

強い日差しを嫌うので、5月から6月頃までは午前中の日光に、7月から9月頃までは明るい日陰。10月頃は午前中の日光に、その他は時期は直射日光に当てて育てます。庭では冬は葉がなくなり夏には葉が茂る落葉樹の下に植えたり、日差しの強い時期は50%から80%ぐらいの遮光ネットで日差しを和らげてもよいです。

明るい日陰を好む

セントポーリアなど明るい日陰で花を咲かせる植物、マンリョウなど耐陰性の強い植物も明るい日陰で実を着けます。明るい日陰で育つ植物は、冬は日差しは弱いので、多少日に当たっても大丈夫ですが、その他の時期は強い日光の当たらない明るい所に置いて育てます。

日向から半日蔭で育つ

日当たりを好みますが、耐陰性があるので午前中の日光が当たるだけの半日蔭でも育ちます。

冬の寒さ

耐寒性のある植物

暖地では耐寒性のある草花や樹木は庭で霜に当たっても枯れることはなく冬を超えるので、庭植えでは霜よけしなくても無事に冬を超えてくれます。鉢植えでも霜よけの必要ありませんが、冬に花を咲かせる種類は、花弁が霜や寒風で傷む事があるので、日当たりがよく北風を避けた軒下などの方が花の痛みが少なくてよいです。

半耐寒性の植物(霜よけ、凍らせない)

寒さにやや弱い半耐寒性の植物は、霜や寒風に当たると傷んでしまう事があります。暖地での鉢植えは、日当たりのよい霜や北風の当たらない軒下などに置いて、凍りそうな日だけ室内に入れるとよいです。凍るような寒さが続く地域では、室内に入れて育てようにします。暖地の庭植えで半耐寒性の植物を育てる場合は、霜よけに藁、不織布などを利用してしっかりと霜よけした方がよいです。鉢植えは0度を少し下回ると低温で根が凍る事がありますが、庭では霜よけしておけば、少しぐらいなら下がっても根が凍る事はありません。

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非耐寒性の植物(冬は室内)

寒さに弱い非耐寒性の植物は、熱帯の植物なので寒さに弱く、冬を戸外で育てると枯れてしまう事がほとんどです。秋の最低気温が15度を下回ったら室内に入れて越冬させます。熱帯植物には耐寒温度があり、植物によって耐える温度が異なります。

耐寒温度(5度以上)

冬の気温が5度以下になると極端に傷んだり枯れてしまう植物です。あまり冷え込まない明るい部屋や暖房の効いた明るい部屋に置いておくとよいです。シクラメンなど、暖房の高温を嫌う植物もあるので、このような種類は高温にも注意します。

耐寒温度(10度以上)

冬の気温が10度以下になると極端に傷んだり枯れてしまう植物です。暖房の効いた暖かく明るい部屋に置いておくとよいです。

耐寒温度(15度以上)

冬の気温が15度以下になると極端に傷んだり枯れてしまう寒さにとても弱い植物です。暖房の効いた時間は15度以上あるので大丈夫なのですが、夜間暖房を切って15度を下回ると傷んだり枯れてしまう事があります。このような植物は温室で育てられる事が多いです。温室栽培については温室栽培のページを参考にしてください。

半耐寒性〜耐寒性の植物

この表記の仕方は一般的ではありません。耐寒性と半耐寒性の中間ぐらいで、耐寒性というほど寒さに強くありませんが、半耐寒性というまで寒さに弱くありません。寒い地域では庭で越冬出来ませんが、暖地では庭に植えて多少の霜に当たっても枯れずに越冬する事ができます。例えばノウゼンカズラなどがあります。

夏の暑さ

夏の置き場所

暑さに強い植物

植物の中には日本の夏の暑さ(高温)を嫌う植物もあります。ヒマワリなど暑さ(高温)に強く、日当たりを好む植物は日向に置き、胡蝶蘭など暑さ(高温)に強く、強い日差しを嫌う植物は半日蔭に置けば、日本の夏も容易に超えてくれます。

暑さにやや弱い植物

暑さ(高温)にやや弱い植物は、日当たりを好む植物でも夏は午前中の日光に当てるぐらいにして、午後から強い日差しを避けた風通しのよい半日蔭で育てます。夏は50%ぐらい遮光して育ててもよいです。夏の強い日差しを嫌う半日蔭で育つ植物は、夏の強い日差しで葉が焼けるので、夏は強い日差しを避けた風通しのよい明るい日陰で育てます。

暑さに弱い植物

夏の暑さ(高温)に弱い植物は、夏の強い日差しを避けた風通しがよい明るい日陰で育てます。日当たりを好む植物でも50%から80%ぐらいの遮光ネットで強い日差しから守ったり、高い棚などに置いて、風通しをよくしてもよいです。高温多湿に弱い植物は夏に根腐れしやすいので、水はけのよい用土に植える事が大切です。高山植物は市販の山野草の土を利用するとよい効果が得られる事があります。

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その他

台風対策

秋のはじめは台風の季節でもあるので、台風が来そうな時は、鉢植えは室内などに入れて、強風で茎が折れたり転がって痛まないようにします。花壇では大事な草花は、茎が折れないよう支柱を立てます。しかし、風が猛烈な場合は葉がちぎれて飛んで行ったりと、完全には防ぐ事ができません。台風のシーズンに咲く草花は鉢やプランターなどにも植えておくと、台風の時に室内に入れられてよいです。

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