花と観葉植物(葉っぱの岬)

花苗の植え付け方

鉢花の植え付け

適期

大まかに冬から春に花が咲くものは10月から11月頃と3月頃、初夏から秋に花が咲くものは4月から6月頃と9月から10月上旬頃が理想的です。 夏は暑さで乾きやすく、冬は寒さで根張りが悪いので避けられます。

鉢選び

一株だけならポットタイプ、寄せ植えするのならプランターや口径が大きくて高さの低いローボウルなど、茎が横に伸びるペチュニアなどは吊り鉢が利用される事があります。素材はプラスチック製、素焼き鉢のテラコッタや駄温鉢、化粧鉢などがあります。素焼き鉢でも蘭用のものは土の乾きが早いので避けた方がよいです。鉢の大きさはポットタイプなら一株で5号鉢を目安に、苗が将来育つ大きさをイメージして小さくしたり大きくするとよいと思います。色々な形や素材をしたものが売られているので、自分好みの鉢を選んで利用するとよいです。

鉢の種類

プランター

ローボウル

吊り鉢

鉢植えの土

鉢に植える用土は売られている花の培養土を利用すればよいです。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4が標準的で、もし保水性の高いピートモスがあれば赤玉土(小粒)6、腐葉土3、ピートモス1にするともう少し乾きを遅くする事が出来ます。草花の種類によって水はけのよい土を好むものもあるのですが、このようなものはパーライトや川砂を1割から2割ぐらい足すとよいです。その他、用土の作り方については花の用土と作り方をご覧ください。

花の培養土

元肥

元肥の入っていない培養土や自分で土を作った場合は、入れて植えると肥料切れの心配が減ってよいです。効果が半年以上あるマグァンプK(中粒)などが知られ、根に直接触れても安全にできています。

鉢への植え付け

@鉢底ネット

駄温鉢など鉢底に丸い穴の空いた鉢は、虫が入らないよう底に鉢底ネットを敷きます。
鉢底ネット

A鉢底石

水はけをよくするために鉢底石を敷きます。園芸店に売られていますが、代わりに大粒の軽石やボラ土などを利用してもよいです。鉢底石は再利用できますが、プランターなど鉢が大きいと拾う時に数が多く大変なので、ネットにまとめて入れておくと便利です。

鉢底石

ネットに入れた鉢底石

B土を入れ苗を乗せる

苗を乗せたら丁度よくなる3分の1ぐらいの高さに土を入れ、ポットから苗を出して乗せます。根鉢は基本的に壊さないようにしますが、底に根がとぐろを巻いているものは軽くほぐすと根張りが良くなります。プランターなどは苗の見た目がよい方が正面に来るように乗せます。

鉢植えの場合

プランターの場合

C用土を入れる

山盛りに土を入れるのではなく、2割ぐらい水を与えた時に溜まるウォータースペースあけるようにします。また土を入れる際は苗が深く埋まらないように注意してください。植えたら鉢底から水が流れるぐらいたっぷりと与えたら終了です。

用土を入れる

水やり

大型の鉢植え

はじめからウォータースぺエース分をあけた用土を入れ、庭と同じように穴を掘って植え付けます。容器が大きいので今度植え替える時、すべての土を入れ変えるとまた多くの土が必要になります。自分が植え直す時は土の3分の1ぐらいを取り除いて、牛糞と苦土石灰、腐葉土、ピートモスなどを足し、根が張りそうな所だけ混ぜ、元肥が必要な場合は緩効性の化成肥料を混ぜて植えています。
大型の鉢植え

用土や鉢植えの購入

園芸店で売られていますが、インターネットでも購入する事が出来ます。 もし、用土をお探しならトーホー に、培養土や鉢植えなどの園芸用品をお探しなら ガーデニングどっとコム にあります。

花壇の植え付け

適期

大まかに冬から春に花が咲くものは10月から11月頃と3月頃、初夏から秋に花が咲くものは4月から6月頃と9月から10月上旬頃です。夏は土が乾きやすく根付き難く、冬は寒さで根張りが悪く霜の影響もあるので避けます。

準備

2週間前に苦土石灰、元肥に完熟牛糞などの堆肥を混ぜ、通気性と水はけがよくなるように耕しておきます。石灰を混ぜるのは日本の土が酸性土になりやすいので、アルカリ性の石灰を混ぜて中和させます。大体1平方メートルあたりに100gが目安になります。植える2週間前に行うのは石灰と堆肥が混じって根に害のあるガスが発生する事があるからです。

苦土石灰と完熟牛糞

植え付け

肥料を好むものは緩効性の化成肥料を蒔いて、表面の土と混ぜるようにレーキなどで慣らします。小さなスコップなどで苗が入るぐらいの穴を掘って入れ、深くらなないよう土を被せて植え付けます。根鉢は基本的に壊さないようにしますが、底に根がとぐろを巻いているものは、軽くほぐして植え付けると根張りが良くなります。植え付けたら水を与え、1、2週間ぐらいは乾かし過ぎないように水を与えます。

苗の植え付け

害虫・病気

うちで被害を受ける主な害虫は葉の汁を吸引するアブラムシ、ハダニの他、土に居るネキリムシ、蝶や蛾の幼虫に葉を食べられる事が多いです。病気はうどんこ病、灰色カビ病の発生が多いです。補殺出来る害虫はそうしますが、農薬を散布して対応しする事も多いです。対応した農薬などは花の病気と害虫駆除を参考にしてください。

農薬

霜よけ

寒さに強いものは少しぐらいの霜柱が立っても大丈夫ですが、弱いものは根が痛んだり枯れたりする事もあります。やや寒さに弱いぐらいのものなら不織布を掛けたり、藁が手に入れば敷くと効果があります。

不織布


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