花と観葉植物(葉っぱの岬)

デージー

別名:ヒナギク(雛菊) 、デイジー
学名:Bellis perennis
科・属名:キク科・ヒナギク属
原産地:地中海沿岸
分類:一年草(本来は多年草)
寒さ:強い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:10cm〜20cm
花径:2cm〜8cm(小輪:約3cm、大輪:約5cm)
花色:白、桃色、赤など
種まき:秋まき
発芽温度(20℃前後)
箱まき、ピートバンなど
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット
花言葉:無意識、無邪気
青(純粋)、赤(無意識)、白(無邪気、自然の喜び)、紫(無意識、純粋)
通販店:楽天市場にあり

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デージー

デージー

デージーはヨーロッパ原産の冬から春に花を咲かせる一年草の草花です。草丈は15cmから20cmぐらいと低く、庭では沢山の苗を植えるとカーペットのように花で覆われます。花色は赤、ピンク、白が中心であまり派手さはありませんが、冬でも花を咲かせる貴重な存在です。育てるのは容易で、冬の寒さにも強く少しぐらいの霜に当たっても全然平気です。主な種類は花びらが筒のようになった昔からあるヒナギク、大輪の花を咲かせるチロリアンデージー、原種で一重の白花を咲かせるイングリッシュデージーなどがあります。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花 開花
場所 日向 日向
種まき 種まき 仮植え
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾けば与える 表面が乾けば与える

主なタイプ

ヒナギク(管弁咲き)

ヒナギクという愛称で知られ、花びらが内側にまいで官のようになっています。小輪のポンポネット、5cmぐらいの大きさの花を咲かせるエトナなどがあります。花色は赤、ピンク、白があってカラフルです。
ヒナギク
ヒナギク

チロリアンデージー

花びらが管のようになっておらず八重咲きのように見え、花の大きさは5cmぐらと大きいです。花色は白や薄いピンク色が多いですが、赤色をしたものもあります。
チロリアンデージー
チロリアンデージー

イングリッシュデージー

デージーの原種で一重の花は大きさは3cmぐらいと小さく純白色です。
イングリッシュデージー
イングリッシュデージー

デージーの育て方

苗の植え付け

とても育てやすい植物で、秋から苗がよく出回っています。同じ頃に花を咲かせるビオラやパンジーなどの近くに植えたり、姿がコンパクトなのでハンギングバスケットにしてもよいです。庭に沢山植えてをグランドカバーのよう花で覆いたい場合は、種まきして苗を沢山作るとよいです。

グランドカバー

ハンギングバスケット

鉢植え

鉢植えの用土は花の培養土や赤玉土(小粒)6、腐葉土4など普通の用土でかまいません。花期が長いのであればマグァンプK(中粒)などの元肥を与えておくとよいです。鉢植えの大きさは4号鉢に一株を目安に、65cmプランターでは5、6株ぐらいを目安に植えつけるとよいです。

プランター

庭植え

日当たりのよい所に、酸性土壌を嫌うので苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に化成肥料と堆肥を混ぜ込んで植え付けます。間隔は15cmから20cmぐらいを目安にすればよいです。寒さには強く暖地では多少の霜や雪が被っても大丈夫です。

庭への植え付け

種まき

時期は8月中旬から9月頃に行えます。発芽する適温が20度ぐらいなので、涼しくなった9月になってまいた方が容易です。8月中旬頃に種をまくと開花は早く12月には花が見られ、9月下旬にまくと翌年の早春頃からの開花になります。8月中旬といえばまだ気温が高いので、涼しい場所で行うように気をつけます。また好光性で種が深く埋まると発芽し難くなるので、覆土しないか薄くする程度にする事に気をつければ容易に発芽します。簡単な方法は平鉢にばらまいて、水やりは鉢底の受け皿に水を貯めて行うと容易です。またピートバンというのが売られているので、それを利用しても楽に行えます。発芽率はよいので箱まきでも勢いよく水を与えて種が埋まらないように注意すれば、沢山の苗を作って花壇に植える事もできます。本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら庭や鉢に定植します。やや乾燥を嫌うので、土を乾かしすぎないように注意してください。
9月中旬

箱まき後約1ヶ月

仮植え
11月上旬

定植

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。寒さは−5度以上にならない地域なら、少しぐらいの霜に当たっても枯れることはなく、雪も薄化粧ぐらいなら平気です。

霜に強い

水やり

花壇では植え付け後しばらく、乾かしすぎないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えるぐらいでよいです。鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。極端な乾燥にあうと葉先が枯れる事があるので、乾かしすぎないように注意してください。

肥料

花壇では化成肥料と堆肥などを混ぜ込んで植え付け、その後は葉がしっかりと茂ってきた頃から1ヶ月に1回ぐらい速効性の化成肥料などを追肥するとよいです。鉢植えでは土と混ぜるタイプの緩効性の化成肥料を元肥にしたり、鉢の上に置くタイプの置き肥を利用するとよいです。また生育が悪いようなら液体肥料を追肥するとよいです。

花がら摘み

花の咲き終わると種が出来ます。放置しておくと種を実らせて養分を奪うので、花が少なくなったり小さくなる事があります。できるだけ摘み取って次から次へとよい花を咲かせるようにします。

病気や害虫

アブラムシが発生する事があります。見つけたらアブラムシに対応した殺虫剤を散布して駆除します。予防としてオルトラン粒剤を株元にまいておくと安心です。その他は病気や害虫のページを参考にしてください。

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