花と観葉植物(葉っぱの岬)

ディモルフォセカ

別名:アフリカキンセンカ
学名:Dimorphotheca
科・属名:キク科・ディモルフォセカ属
原産地:南アフリカ
分類:一年草
寒さ:やや弱い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:30cm〜35cm
花径:4cm〜5cm
花色:黄色、橙色など
種まき:秋蒔き
発芽温度(15度〜25度)
箱まき
場所:日当たりを好む、冬は霜よけ
用途:花壇、鉢植え、切り花
花言葉:元気、無邪気、変わらぬ愛、ほのかな喜び

スポンサーリンク


ディモルフォセカ
3月上旬、自宅のプランター

ディモルフォセカ(橙色)
3月上旬、自宅のプランター

ディモルフォセカ2
3月中旬、自宅の庭

ディモルフォセカ(橙色)2
5月上旬、自宅の庭

ディモルフォセカ(橙色、黄色)、その他オステオスペルマム
4月下旬、自宅の庭

左:ディモルフォセカの葉、右:オステオスペルマムの葉
2月下旬、自宅の庭

ディモルフォセカは南アフリカ原産で、春の3月から5月頃に黄色や橙色の鮮やかな花を咲かせる一年草の植物です。同じ仲間でよく似たオステオスペルマムという多年草の種類があり、こちらの方が暑さに弱く、初夏には枯れてしまう一年草になります。しかし、原種にはお互い多年草タイプ、一年草タイプがあり、さらに交配種もあるので、厳密には一年草、多年草だけでもはっきりと区別がつかないようです。明確な区別の仕方ですが、タネのでき方と形が違うので、それで区別をする事ができます。写真は左がディモルフォセカの種で、右がオステオスペルマムです。両者は明るくないと花が開かない性質があるのですが、切り花にすると暗い部屋でも花が閉じません。

スポンサーリンク

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ) 日向
種まき 種まき 仮植え 定植
植え付け 苗の植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば

ディモルフォセカの育て方

種まき

時期は9月中旬から10月中頃に行います。方法は箱まきで行えばよいと思います。本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。庭では苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜ込んで30cmぐらいの間隔に植え付けます。鉢植えは65cmプランターなら3株を目安に、用土は花の培養土や赤玉土(小粒)6、腐葉土4など普通の用土でかまいません。霜には強くないので、庭ではしっかりと霜除けして植え付け、鉢植えでは霜の当たらない軒下など、日当たりのよい所で冬を越させます。下のは寒さに強くないので春に定植しようと思っていたのですが、12月には根づまりしてしまい、仕方なく1月に定植したものです。寒さにはあまり強くありませんが、暖地では霜除けして越冬する事ができます。寒い地域では春に定植した方がよいと思います。
10月下旬

種まき約1ヶ月で仮植え
12月中旬

根が詰まった
1月上旬

プランターに定植
1月上旬

庭に定植
2月下旬

プランターは開花

庭では蕾の状態

場所

日当たりのよい所を好むので、日当たりのよい場所で育てます。夕方になって暗くなってくると花が閉じる性質があるので、日に当たらないと花が開きません。寒さにはあまり強くないので、冬は霜よけしておきます。

夕方には花が閉じる

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。やや高温多湿を嫌うので、水の与えすぎには注意しますが、大きくなるとよく水を吸うので、水切れさせないように注意してください。花壇ではあまりにも雨が降らないようなら与えますが、通常は得に必要ありません。

肥料

秋と春の間に緩効性の化成肥料や液体肥料をを与えればよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

花がら摘み

花が終わったら摘み取って、次から次へとよい花を咲かせるようにします。

種採り

高温多湿に弱く、暖地では初夏には枯れてしまうので一年草扱いされています。花後にタネが簡単に採れるので、採っておいて秋に蒔けばよいです。開花がピークを過ぎたら花がら摘みは行わず、種採り用の花がらを残すようにして採るとよいです。

タネ

スポンサーリンク

▲ページトップに戻る