別名:ドンベヤ・ウォリッキー
学名:Dombeya wallichii
科・属名:アオイ科・ドンベア属
原産地:アフリカ東部〜マダガスカル諸島
分類:常緑低木
寒さ:弱い
暑さ:強い
樹高:2m〜3m
花序:15cm〜20cm
花色:ピンク
増やし方:挿し木
場所:日当たりを好む。冬は室内へ。
用途:鉢植え
ドンベア・ワリッキー
1月下旬、植物園の温室
ドンベア・ワリッキー
1月下旬、植物園の温室
ドンベア・ワリッキーの蕾
12月中旬、植物園の温室
ドンベア・ワリッキーの全体
1月下旬、植物園の温室
ドンベア・ワリッキーはアジサイをひっくり返したようなピンク色の美しい花を咲かせる花木です。植物園の温室内で、冬に花を咲かせるのを見かけ、花には芳香がありよい香りがします。熱帯の植物のわりに寒さに比較的強いのですが、丁度開花時期が冬になるため、冬は日当たりがよく暖かい室内で育てた方がよいです。同じ仲間に300種類ほどがあり、他に薄桃色の花を咲かせ、ボールのように咲かないピンクドンベアというのもあります。
ドンベアの育て方
開花株の管理
冬に開花株が売られている事があります。寒さにはあまり強くないので、室内の日当たりがよく5度以上の所で育てます。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。購入株は肥料が効いているので、特に与えなくてもよいです。
場所
日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てますが、夏の日差しは強すぎるので、強い日差しを避けた半日陰で育てます。冬の耐寒性はそこそこあるのですが、冬が開花時期で室温が欲しいので、室内の日当たりがよく5度以上、できれば10度以上の所で育てます。
水やり
鉢土の表面が乾けば与えます。葉が大きく生育期はよく水を吸い上げるので、乾かし過ぎないように注意してください。夏はよく乾くので、毎日の水やりになります。
肥料
生育期の5月から10月中旬頃まで、緩効性の化成肥料などを置き肥するか、定期的に液体肥料を与えます。
植え替え
毎年、春の4月下旬から5月頃に植え替えます。根鉢の周りを軽く壊して、一回り大きな鉢に植え替えます。用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などです。
その他は
植え替えのページを参考にしてください。
剪定
枝が伸び過ぎたり乱れてしまったら、将来の樹形を考えて剪定します。時期は春の新芽を吹いてくる4月頃に行うとよいと思います。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。時期は5月 から7月上旬頃に行えます。葉がとても大きいので、ハサミで面積が小さくなるようにカットして挿します。
2節ぐらいの挿し穂を用意して、下の節の葉を取って、水の入ったコップなどに30分ぐらい水を吸わせて、あれば発根促進剤を切り口に着けてポットなどに挿せばよいと思います。水挿しもできるようで、水を入れたコップに節を浸けた状態で根が出たら、ポットや小さな鉢に仮植えします。
その他は
挿し木のページを参考にしてください。