別名:タイガーリリー、トラユリ(虎百合)
学名:Tigridia pavonia
科・属名:アヤメ科・チグリジア属
原産地:メキシコ
分類:球根植物
寒さ:弱い(葉が枯れる)
暑さ:やや弱い
草丈:50cm〜70cm
花径:12cm〜14cm
花色:赤、白、黄色、紫、ピンク
場所:日向(夏は半日蔭)
種まき:春
増やし方:分球
用途:鉢植え、花壇
花言葉:私を愛して
チグリジア
6月中旬、自宅の庭
チグリジアの全体
6月下旬、自宅の庭
チグリジア(黄色)
6月中旬、自宅の庭
チグリジア(黄色)2
6月中旬、自宅の庭
チグリジア属は何種類かあって、主にカラフルな花を咲かせるパボニアという種類が出回っています。メキシコ原産のアヤメの仲間で、球根の植え付けが早いと花菖蒲と同じ頃には花が咲き始め、花の咲き方もよく似ています。花菖蒲は花茎の先端に二輪の花が順番に咲きますが、チグリジアは花茎の先端に二輪から五輪ぐらいの花を順番に咲かせます。熱帯の植物らしい鮮やかな花を咲かせ、花の中央部分が種類によって虎柄のようになっているので、タイガーリリーやトラユリと呼ばれる事があります。初夏に花を咲かせ晩秋から冬には葉を枯らせて休眠する球根植物で、粘質かかった水はけのよい砂質土壌に生息しています。
チグリジアの育て方
植え付け
球根の植え付け時期は3月中頃から4月頃に行うとよいと思います。夏の高温多湿を嫌うので、夏は明るい日陰で育てられるよう鉢植えで育てた方が育てやすいと思います。植え付けの深さは5cmぐらい、株間は10cmぐらいで、6号鉢に3球ぐらいを目安に植え付けます。鉢植えの用土は赤玉土5、腐葉土3、パーライト2などの水はけのよい用土に植え付けます。
場所
日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てますが、用土が湿った状態で高温になると球根が腐れやすいので、梅雨の長雨は避け、開花が終わった夏は強い日差しを避けた風通しのよい明るい日蔭で越させるとよいです。また、花が雨に当たるとい傷みやすいので、開花中も雨に当てない方がよいです。秋になったら葉が枯れるので、掘り上げるか鉢のまま5度以上の室内で越冬させます。
水やり
鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。過湿を嫌うので水の与えすぎには注意してください。
肥料
春の4月から5月頃、緩効性の化成肥料を置き肥したり液体肥料を与えます。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
支柱
花の重みで傾く場合は、支柱で支えておくとよいです。
球根の堀上げ
秋になると葉が枯れるので、掘り上げて乾いたピートモスなどに入れて、5度以上の室内の日陰で越冬させます。鉢植えのまま室内で越冬させ、春に植え替えてもかまいません。
増やし方
分球で増やす事ができます。その他は
分球のページを参考にしてください。