別名:ニオイザクラ(匂い桜)
学名:Luculia
科・属名:アカネ科・ルクリア属
原産地:ヒマラヤから中国雲南
分類:常緑低木
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:やや弱い
樹高:30cm〜300cm
花径:約 3cm
花色:桃色、白
場所:日向(夏は明るい日陰)、冬は室内
水やり:過湿、乾燥とも嫌う
肥料:普通
用土:水はけのよい土
増やし方:挿し木
用途:鉢植え
花言葉:優美な人、しとやか

ルクリア
1月中旬、自宅の鉢植え

ルクリア2
12月上旬、植物園の温室

ルクリアの全体
12月上旬、植物園の温室

ルクリアの葉と花
12月上旬、植物園の温室

ルクリア・シャルロッテ
2月中旬、植物園の温室

ルクリア・シャルロッテの全体
2月中旬、植物園の温室
ルクリアは花の少ない時期に咲く貴重な花です。花の大きさは3cmぐらいで、香りが強くとても良い香りがします。冬に植物園の温室内で花を咲かせるのを見かける事があり、初春頃になると園芸店にも売られているのを見かける事があります。種類は、シャルロッテという濃いピンク色の花を咲かせるものや白い花を咲かせるものなどがあります。冬の寒さには弱く、寒い時期に購入したものは、室内の日当たりのよい所で育てるようにします。高地が原産地の植物なので、夏の暑さも嫌います。
ルクリアの育て方
開花株の管理
冬に開花株が売られている事があります。寒さに弱いので、室内の5度以上ある日当たりの所に置いて、エアコンの風には直接当たらない所に置きます。水やりは鉢土の表面が乾いたら与え、肥料は必要ないです。咲き終わった花がらは病気の元になる事があるので取り除くようにして、花の咲いた後の茎は切り落としておきます。
春から秋の管理
場所
春、秋の日差しの強くない時期は日当たりのよい所で育てますが、冷涼な所を好み夏の暑さを嫌うので、夏は強い日差しを避けた風通しがよく明るい日陰で育てます。梅雨などの長雨には当てないようにします。
春の植え替え
時期は4月下旬から5月頃に、根鉢の周りを軽く壊して一回り大きな鉢に植え替えます。用土は水はけの良い用土を好むので、赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などで植え替えるとよいです。
切り戻し
6月になったら株元から節を残すよう、思い切って切り戻しておきます。
水やり・肥料
乾燥を嫌うので、鉢土の表面が乾いてきたら与えます。肥料は5月から6月頃、涼しくなってきた9月中旬から11月頃にかけて、緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を定期的に与えます。
その他は、
肥料のページを参考にしてください。
秋の短日処理
日が短くなって花芽ができる性質があるので、秋の9月以降は街灯などの電気には当てないようにして育てます。当たってしまう場合は、9月から10月頃まで、夕方の5時から6時頃から翌朝の7時から8時頃までダンボール箱などに入れて短日処理をしておくとよいです。
冬の管理
寒さには弱いので、秋の11月中旬頃になったら室内に入れて、冬は日当たりが良く5度以上の所に置きます。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。肥料はこの時期は必要ありません。
増やし方
挿し木で増やす事ができます。2、3節分の挿し穂を用意して、一番下の葉を取り除きます。葉が大きいので、ハサミで半分ぐらいに切って葉から水分が蒸散するのを減らすとよいです。葉の取った節が用土に埋まるように挿します。用土は鹿沼土(小粒)などを利用して、ポットや平鉢に挿すとよいと思います。その他は
挿し木のページを参考にしてください。