学名:Spiraea thunbergii
科・属名:バラ科・シモツケ属
原産地:中国
分類:落葉低木
寒さ:強い
暑さ:強い
草丈:1m〜1.5m
花径:約 0.5cm
花色:白、ピンク
場所:日向
水やり:庭木(普通)
肥料:固形油粕などを。
増やし方:挿し木、株分け
作業:剪定
花芽分化:9月中旬頃〜
用途:庭木、切り花
花言葉:愛らしさ、懸命、殊勝、静かな思い
通販店:楽天市場にあり
ユキヤナギ
3月下旬、近所
ユキヤナギ(アップ)
3月下旬、近所
ユキヤナギ2
3月中旬、植物園
ユキヤナギ3
3月中旬、植物園
ユキヤナギは春の3月頃から花を咲かせる落葉性の樹木です。柳のような枝に0.5cmぐらいの小さな花を沢山つけ、その姿が雪が被っているように見える事からこのような名前になったようです。樹高は1.5mぐらいとあまり高くならない樹木で、通路などに植えられているのをよく見かけます。中国原産ですが、日本では関東、四国、九州の太平洋側にも生息しています。在来種の他に、早生種や晩生種など、白以外にも薄桃色の花を咲かせる種類もあります。他に近縁種で4月の終わり頃から八重咲きの花を咲かせるシジミバナというのもあります。
ユキヤナギの育て方
苗の植え付け
苗が売られている事があるので入手したら植えつけます。暑さ、寒さに強く丈夫なので、北海道にも植えらています。植え付けの適期は春の2月から3月頃、秋の10月から11月頃になります。日当たりがよく風通しのよい所に、腐葉土と牛糞をよく混ぜ込んで植えつけます。通路などに並べて植えられている事があり、、花が咲くとなかなか美しくなります。間隔は大体50cmぐらいがよいようです。強風で耐えらないよう、根付くまで支柱で支えておくとよいです。
年間のの管理
水やりは植えつけ後はしばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後は夏に雨が降らず、乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。とても丈夫なので、暑さ、寒さ対策は特に必要ないです。
肥料
肥料は寒肥に1月から2月、花後に
骨粉入りの固形油粕などをばら撒いておけばよいです。
剪定
柳のような枝が特徴なので、枝の途中を切る剪定はせず、古くなった枝や細い枝を元から切って若い枝を残すようにします。4、5年経って株が古くなってしまったったら、株元から10cmぐらい残して切って全体的に更新しなおすとよいです。時期は9月中旬以降に花芽ができるので、花後すぐに行うようにします。
病気や害虫
日当たり、通風が悪くなるとアブラムシ、ウドンコ病などが発生する事があります。剪定の時期に枝を透いて風通しを良くするようにします。その他は
病気や害虫を参考にしてください。
増やし方
株分け
株分けして容易に増やす事ができます。時期は春、秋の植え付け時期と同じ頃、掘り上げてから枝が3から5本ぐらいの塊になるように切り分ければよいです。
挿し木
長さ10cmほどの挿し穂を用意して1時間ぐらい水揚げします。あれば発根促進剤を利用して、平鉢などに赤玉土や鹿沼土の小粒を入れて挿します。時期は春の3月頃、梅雨の6月頃にも行えます。