花と観葉植物(葉っぱの岬)

アグラオネマ

学名:Aglaonema
科・属名:サトイモ科・アグラオネマ属
原産地:東南アジア
分類:常緑多年草
寒さ:弱い(12度以上)
暑さ:強い
日照:明るい日陰
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり

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アグラオネマはディフェンバキアによく似た葉の美しい観葉植物です。熱帯アジアに約50種ほどがあり、匍匐するタイプと茎が直立するタイプがあります。直立するタイプは高さ1mを超えるものもあります。ディフェンバキアと比べると葉が硬く小さなものが多くややコンパクトに見えます。耐陰性があって日陰には強いので少し暗めの所に置いて育てる事が出来ます。春から秋の生育期は比較的容易に育てられるのですが、寒さには弱く当たる葉が落ちやすいです。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の明るい所(12度以上) 明るい所(強光は避ける) 室内の明るい所
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し木 挿し木
肥料 肥料
鉢の水やり やや控えめ 表面が乾いたら 乾いてきたら やや控えめ

アグラオネマの育て方

置き場所

直射日光を嫌う観葉植物なので、直射日光の当たらない明るい日陰で育てます。耐陰性が強く少し暗めの部屋でも育てる事が出来ます。空中湿度を好むのでエアコンの風が直接当たると葉が乾燥するので当てないように注意してください。寒さにはとても弱く、冬は室内の出来るだけ明るく暖かい所で最低温度12度以上を保つようにします。暖かい部屋でも夜間は冷えるので、できればビニール温室があるとよいです。その他は観葉植物の置き場所を参考にしてください。
5月から10月中旬
室内または戸外の明るい日陰
10月下旬から4月
室内の明るい日陰。最低温度は12度以上で管理

水やり

夏を除いた時期は鉢土の表面が乾けば与えます。梅雨時期から夏過ぎの生育期は乾く前に与えるようにして、水を切らさないように注意してください。また、湿度の高い所を好むので霧吹きで葉に水を与えるともっと元気に育ちます。最低気温が20度以下になる秋からはだんだん水やり回数を減らして行きます。冬は鉢土の表面が乾いてから数日しての水やりにします。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

2年に一度は植え替えをします。鉢一杯に根が回ると極端に生育が悪くなりますので注意してください。用土は水はけがよく軽い用土を好むので観葉植物専用の土にパーライトを2ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)、ピートモス、パーライトの等量などを利用するとよいです。時期は5月中旬から8月中旬までに行ないます。その他は観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

肥料

生育期の春から秋の間に緩効性の化成肥料などを置き肥して、定期的に液体肥料を与えます。 冬は生育を止め必要ないので与えないようにして下さい。

仕立て直し

冬を超えると下の葉が減ってしまい見苦しくなってしまう事があります。葉の減った茎を思いきって切るとそこから脇芽が伸びてやがて葉が茂ってきます。時期は5月から6月頃と早めに行います。あまり遅くなると葉が茂らないまま冬を迎えてしまうので注意してください。切った先は挿し木や水挿しにして増やす事が出来ます。

取り木

取り木をすると早く仕立て直す事が出来ます。時期は6月から7月頃、1ヶ月もしたら根が出てくるので切り取って鉢に植え付けます。切った親株の節からも新芽が出てきます。方法については、取り木のページを参考にしてください。

増やし方

挿し木、水挿し

冬に下葉が枯れて見苦しくなった茎を切って、挿し木や水挿しにして増やす事が出来ます。水挿しは水を入れたコップなどに漬けるだけで、1か月もすると根が出てくるので鉢に植え付けます。挿し木は天頂を利用したり、茎を2、3節ずつ切ったものを利用すると沢山の苗を作る事が出来ます。土はピートモスとパーライトを等量ぐらいを混ぜたものなどを利用します。時期は気温の高い6月から7月頃が理想的です。その他は挿し木のページをご覧ください。

株分け

株が大きくなり過ぎた場合は株分けをする事が出来ます。方法はハサミや包丁などを使って切り分けるとよいです。時期は植え替えと同じ時期です。

注意:アグラオネマの樹液は毒性があり、手につくとかゆくなってしまう人がいます。かぶれ易い人はゴム手袋をつけて作業してください。口に入ると激しく痛みを感じるそうなので、作業後は必ず手を洗ってください。

冬の管理方法

寒さには強くないので、冬は室内の暖房の効いた出来るだけ暖かく明るい所で育てます。空中湿度を好むので、暖房の効いた暖かい時間帯に霧吹きで葉水をしながら越冬させます。水やりは控えめに鉢土の表面が白く乾いてから与えます。観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

病気や害虫

ハダニに汁を吸われて葉色が抜けてしまうようになってしまう事があります。見つけたら対応した殺虫剤を散布しておきます。

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