学名:Fatshedera lizei
別名:ファツヘデラ、ハスト
科・属名:ウコギ科・ファツヘデラ属
原産地:園芸品種
分類:常緑低木(半つる性)
寒さ:やや弱い(0度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭
耐陰性:あり
用途:鉢植え、寄せ植え
ファトスヘデラ
ファトスヘデラの葉
ファトスヘデラとヘデラ
ファトスヘデラとヤツデ
フォストヘデラは
ヤツデと
ヘデラ(ヘリックス)を交配して作られた園芸品種です。通常は同じ属同士で交配されるのですが、この植物は別の属同士が交配された種類です。ヤツデもヘデラも比較的丈夫なウコギ科の植物なので、ファトスヘデラもその血を引き継いだ丈夫で育てやすい観葉植物です。手を広げた10cm〜15cmぐらいの葉をしており、ヤツデより小さくヘデラよりも大きな葉をしています。茎は蔓性ではなく半つる性で、ヤツデのように上に向かって直立して育ちます。葉は緑色をした種類から斑入りの種類もあります。
ファトスヘデラの育て方
置き場所
半日陰で育つ観葉植物です。強い日差しに当たると葉焼けするので、強い日差しを避けた明るい日陰で育てるようにします。耐陰性が強く日陰で育ちますが、できるだけ明るい所で育てます。冬の寒さには比較的強く、冬は室内の凍らないような明るい所で冬を越させます。
4月から10月 |
室内または戸外の半日陰(強い日差しは避ける) |
11月下旬から3月 |
室内の日当たりのよい所から明るい日陰(最低温度は0度以上で管理) |
水やり
生育期の春から秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。冬は鉢土の表面が乾いてから2、3日してから与えます。
植え替え
2、3年植え替えておらず、鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植え替えます。時期は4月上旬から6月頃に、用土は観葉植物の培養土や、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など普通でかまいません。その他は
観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。
増やし方(挿し木)
挿し木で増やす事ができます。時期は4月中旬から6月頃、秋の9月から10月中旬頃まで行なえます。やり方は2節の挿し穂を用意して一番下の葉を取り除きます。取った葉の節が土に埋まるように挿します。芽が伸びるまで水を切らさないよう明るい日陰で管理します。その他はは
観葉植物の挿し木のページを参考にしてください。
肥料
肥料は普通です。生育期の春から秋まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えればよいです。その他は
観葉植物の肥料のページをご覧下さい。
支柱
茎は直立して伸びますが、高くなって傾いてくるようなら支柱で支えるとよいです。
切り戻し
高くなり過ぎてしまったり、冬を超えて茎の途中の葉がなくなって見苦しくなったら切り戻すとよいです。時期は芽を吹く頃の4月頃に行うとよいと思います。切った茎は挿し木に利用できます。