花と観葉植物(葉っぱの岬)

フィカス・プミラ

学名:Ficus pumilla
別名:プミラ
科・属名:クワ科・フィカス属
原産地:日本、中国南部
分類:常緑匍匐性低木
寒さ:弱い(0度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり
草丈:5cm〜15cm
観賞期間:4月〜11月
通販:楽天市場にあり

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フィカス・プミラ

フィカス・プミラのハイドロカルチャー

プミラの葉

鉢の株元に寄せ植えしたプミラ

プミラは細い茎に小さな丸い葉を沢山茂らせるとても感じのよい観葉植物です。寒さにも比較的強くとても育てやすいです。寄せ植えのアクセントなどにもよく利用され、水を好むのでハイドロカルチャーにして育てるのにも向いています。斑入りは園芸品種のサニーという品種で、元々は斑がありません。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向 日向 半日蔭 日向 室内の日向
植え替え 適期
挿し木 挿し木
肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が乾いたら 乾く前に 乾いたら 控えめ

フィカス・プミラの育て方

置き場所

日当たりを好む植物なので日当たりのよい所で育てます。夏の日差しも慣れれば耐えますが、日陰で育ったものを急に強い日差しに当てると葉が焼けるので、夏は強い日差しを避けたレースカーテン越の日光や明るい日陰などに置いて育てるとよいです。日陰で育てる場合はあまり暗いと節と節との間があいて間伸びするので、できるだけ明るい所で育てます。耐寒温度が0度と冬の寒さには強い観葉植物ですが、冬は室内の日当たりのよい所で最低温度5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月から10月
日当たりのよい所から明るい日陰で育てます。(真夏の強い日差しは避けるか、少しずつ慣らせます)
11月から3月
室内のできるだけ日当たりのよい所。最低温度は5度以上で管理します。

水やり

乾燥、過湿とも嫌います。生育期の4月中旬から10月中旬頃までは表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。いつも湿った状態を嫌い、また生育期に水切れさせると葉が落ちるので夏場の水切れには注意してください。最低温度が20度以下になると徐々に水を吸わなくなるので、徐々に水やり間隔をあけて行きます。冬は休眠期であまり水を吸わなくなるので、表面が白く乾いてからの水やりにしてやや乾燥気味に管理します。湿度を好みますので、年間を通じで霧吹きで加湿して育てた方がよいです。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え、植え付け

底から根が出ていて根詰まり気味の株は植え替えをします。プミラは1、2年に一度ぐらいは植え替えをします。時期は4月上旬から6月頃に行うのが理想的です。土は観葉植物専用の土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土2、ピートモス2ぐらいのやや保水性のよい用土がよいです。肥料切れさせないよう、あればマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え付けるとよいです。その他、植え替えについては観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

増やし方(挿し木)

挿し木で容易に増やす事ができます。時期は4月中旬から9月中ぐらいまで行なえます。やり方は長さ10cmぐらいの挿し穂の基部の葉を2節分数取って、そこが土に埋まるように挿します。あとは芽が伸びるまで水を切らさないよう、明るい日陰で管理します。用土はバーミキュライトや赤玉土(小粒)にピートモスを3割ほど混ぜだ保水性のよい用土などに挿します。ついたら葉先を摘心して切り、脇芽を多く出させるとよいです。その他は挿し木、挿し芽のページをご覧ください。

5月上旬

7月下旬

肥料

生育期の春から秋まで、肥料切れさせないよう暖効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

切り戻し、剪定

冬を超えて葉が減って乱れたら、4月頃に葉のある所から切り戻すとよいです。また、生育期には蔓がよく伸びるので、伸び過ぎてしまったら適度な所で切り戻すとよいです。切った先は挿し木に利用できます。

プミラのハイドロカルチャー

比較的水を好み耐陰性もあるのでハイドロカルチャーにして育てるのにも向いています。暑さ寒さにも比較的強く、水切れに注意すればとても育てやすいです。ハイドロカルチャーの作り方についてはハイドロカルチャーのページを参考にしてください。

プミラのハイドロカルチャー

冬の管理方法

冬は休眠してあまり活動していないので、鉢土の表面が乾いてからの水やりにしてやや乾燥気味にします。室内では暖房などで空気がよく乾燥するので、霧吹きで葉水をして育てるとよいです。日照不足や過湿で葉が落ちる事があるので、できるだけ明るい所で過湿にならないようにして育てます。その他は観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

冬を超えた春のプミラ

葉が減ってしまう事がよくあります。姿が乱れてしまった場合は春に減った葉の茎を切り戻してまた葉を茂らせるとよいです。切り戻した先の葉がある茎は、挿し木してもよいです。

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