花と観葉植物(葉っぱの岬)

アマ (亜麻)

別名:フラックス
学名:Linum usitatissimum
科・属名:アマ科・アマ属
原産地:ヨーロッパ
分類:一年草
寒さ:強い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:40cm〜60m
花径:約 2cm
花色:
種まき:秋まき(暖地)
発芽温度(15℃〜25℃)
直まき(移植を嫌う)
場所:日当たりを好む
用途:花壇、鉢植え、ハーブ(種のハーブティ)
花言葉:感謝

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アマ(亜麻)

アマ(亜麻)のアップ

アマ(亜麻)の全体

アマ(亜麻)

アマ(亜麻)はフサフサした細い茎に小さな青い花を沢山咲かせる一年草の草花です。茎から繊維が作られたり、種から亜麻仁油(アマニユ)を取る目的で栽培されています。寒冷地でよく育つので、北海道などで春に種が蒔かれて栽培されています。花は淡い青色で美しく観賞用としても楽しめ、暖地での種蒔きは春まきより秋まきの方がうまく咲きます。茎から作られる繊維はリネンと呼ばれ麻袋などが作られ、亜麻色はこの繊維の淡い金色が元になっています。種から採れる亜麻仁油は食用油、絵の塗料、ワックスなどの原料になっています。同じ仲間で赤などの花を咲かせる観賞用のベニバナアマという種類もあります。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花(暖地)
場所 日向 日向
種まき 種蒔き
肥料 肥料(控えめ) 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 表面が乾けば

アマ(亜麻)の育て方

種まき

暖地の種まき時期は秋の9月下旬から10月頃、暑さを嫌うので、秋らしくなってから行います。亜麻は移植を嫌うので、庭やプランターなどに直まきするとよいです。間隔は2cmぐらい、覆土は1cmぐらいが目安です。バラまきして発芽したら2cmぐらいの間隔になるように間引きすると容易です。プランターなどの鉢植えの用土は赤玉土6、腐葉土4ぐらいの普通の用土でよいです。種を蒔いて芽が出るまでは用土が乾かないように水やりします。その他は花の種まきのページを参考にしてください。
発芽
発芽(亜麻)
12月中旬
初春の茎
初春の茎(亜麻)
2月中旬
開花
開花(亜麻)
4月上旬

場所

日当たりのよい場所を好みます。連作を嫌うので6年ぐらい同じ所に植えない事が推奨されています。鉢植えの場合は日当たりのよい場所で管理します。

水やり

種まきから発芽するまでは乾かさないように注意します。その後は花壇の場合は雨があまり降らずあまり乾くようなら株元に水を与えます。鉢植えの場合は鉢土の表面が乾けば与えればよいです。その他は花の水やりのページを参考にしてください。

肥料

花壇では芽が出て10cmぐらいなった頃や葉色が悪くなったら即効性の化成肥料などを与えるぐらいでかまいません。鉢植えの場合は緩効性の化成肥料を与えるぐらでよいです。亜麻は背が大きくなり過ぎると倒れてしまうので、肥料は控えめにした方がよいと思います。

切り戻し

開花後に切り戻すと、全盛期ほどではありませんがもう一度花が咲きます。もし種をたくさん採りたい場合は、切り戻さずに種を実らせた方が良いです。
開花後の切り戻し(亜麻)
開花後の切り戻し
切り戻し後の開花(亜麻)
切り戻し後の開花 6月下旬

種採り

開花後に種が簡単に採れるので、来年も蒔く事ができます。種は枯れた実の中に沢山入っています。加工すると亜麻仁油になるそうです。
亜麻の枯れた茎と実
枯れた茎と実(5月下旬)
亜麻の種
亜麻の種

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