学名:Boronia
科・属名:ミカン科・ボロニア属
原産地:オーストラリア
分類:常緑低木
寒さ:やや弱い(0度以上)
暑さ:やや弱い
樹高:50cm〜3m
花径:1cm〜2cm
花色:ピンク、白など
増やし方:挿し木
場所:日向(夏は半日陰、冬は軒下)
用途:鉢植え
花言葉:芳香
ボロニア・ピナータ
4月下旬、自宅の鉢植え
ボロニア・ピナータのアップ
4月下旬、自宅の鉢植え
ボロニア・ピナータ(プレシャス1)のアップ
4月上旬、植物園
ボロニア・ピナータ(プレシャス1)の全体
4月上旬、植物園
ボロニア・ヘテロフィラの新種?
4月中旬、植物園
ボロニア・ヘテロフィラのアップ
4月中旬、植物園
ボロニアは3月から4月頃に花を咲かせる常緑の樹木です。寒さには強くないので、鉢植えで育てられるのが一般的です。種類が多く、オーストラリアに約95種類ぐらいあるそうで、下の星形の小花を咲かせる種類のボロニア・ピナータ、小さなベルのような花を咲かせるボロニア・ヘテロフィラなどがあります。育てるのは、生息地が夏に涼しい地域に生息しているので、日本の高温多湿がとても苦手です。暑くなったら強い日差しを避けた風通しの良い半日陰で育てた方がよいです。寒さにもやや弱いのですが、暖地では霜の当たらない軒下で越冬可能で、凍りそうな日だけ室内に入れるとよいです。寒い地域は秋が深まって気温が下がったら室内で越冬させます。
ボロニアの育て方
開花株の管理
早春頃に開花株が売られている事があります。室内の日当たりのよい所に、日照不足だと花や蕾が落ちやすいので、注意したください。寒さには強くありませんが、あまり高い温度は必要ありません。最低温度5度以上、昼間は20℃から25度ぐらいの日当たりのよい所に置きます。暖かい日は、外で日光浴させるとよいです。水やりは表面が乾いたら与えます。水切れを嫌うので、水切れしないようにします。また、過湿も嫌うのでいつも、用土がいつも湿った状態は避けます。肥料は必要ありません。
場所
日当たりを好むので日当たりのよい所で育てますが、夏の強い日差しを嫌うので、夏は強い日差しを避けた風通しのよい半日陰で育てます。寒さにはあまり強くないので、冬は室内の日当たりの良い窓辺などに置いて、暖房の高温に注意しながら育てます。
水やり
過湿を嫌います。鉢土の表面が乾いたら与えます。原産地が夏に涼しい所なので、日本の夏の高温多湿を嫌い、梅雨などの長雨にも当てないよう、軒下になどへ移します。水切れには注意しますが、夏の水の与え過ぎにも注意します。
肥料
根が弱いので濃い肥料は避けます。春の4月から6月頃、秋の9月から10月頃の間、花の液体肥料を月に2回ぐらい定期的に与えます。その他は
花の肥料を参考にしてください。
植え替え
根詰まりを嫌うので、毎年花の終わり頃の5月頃に植え替えます。根が弱く根鉢を壊されるのを嫌うので、根鉢をできるだけ壊さないよう、一回りから二回り大きな鉢に植え替えます。用土は排水性と保水性のよい用土に、良質な花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜて水はけをよくしたり、自分で作る場合は赤玉土5、ピートモス3、パーライト2などで植え替えます。一緒に切り戻しも行います。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。時期は6月頃に行うのがよいと思います。6cmぐらいの挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取って、その節が用土に埋まるように挿します。平鉢などに、用土に鹿沼土やパーライトを使って挿すとよいと思います。その他は
挿し木のページを参考にしてください。
切り戻し
花後の植え替えと一緒に、樹形の3分の1から2分の1ぐらい切り戻します。
病気や害虫
暑さを嫌うので、梅雨前頃からに病気にならないよう、予防にダコニール1000などの殺菌剤を散布しておくとよいです。 アブラムシなどの害虫が発生した場合は、殺虫剤を散布して駆除します。その他は、
病気や害虫のページを参考にしてください。