別名:アフリカセンボンヤリ(アフリカ千本槍)
学名:Gerbera
科・属名:キク科・ガーベラ属
原産地:南アフリカ
分類:多年草
寒さ:やや弱い(常緑5度以上〜宿根0度前後)
暑さ:強い
草丈:20cm〜45cm
花径:6cm〜12cm
花色:桃色、赤、白、黄色、橙色など
種まき:春まき
発芽温度(20℃〜25℃)
箱まき、ポットまき
増やし方:株分け
場所:日当たりを好む
用途:鉢植え、寄せ植え、切花(高性種)
花言葉:神秘、崇高美
通販店:楽天市場にあり
ガーベラ
11月下旬、自宅の鉢植え
ガーベラの全体
3月上旬、植物園
ガーベラのアップ
3月中旬、植物園
ガーベラ(黄色)
3月下旬、植物園
ガーベラ(白)
3月下旬、植物園
ガーベラ(橙色)
3月下旬、植物園
ガーベラは花の色が鮮やかで、いろいろな花色があります。種類は矮性の種類、高性の種類、小輪の花を咲かせる種類、大輪の花を咲かせる種類があります。花もちがよい事から高性種は切花としてもよく利用されています。冬の寒さは強くありませんが、暖地では霜の当たらない戸外の軒下で地上部を枯らせて宿根して越冬します。育てるのは寒さよりも夏の高温多湿に注意が必要です。庭植えできる寒さに強い園芸品種もあり、氷点下5度ぐらいまで宿根して耐えるガーデンガーベラという種類もあります。
ガーベラの育て方
場所
日当たりを好むので、できるだけ日当たりのよい所で育てます。冬の寒さはあまり強くありませんが、暖地では庭植えで地上部の葉を枯らせて越冬します。霜には強くないので、冬は霜よけしておきます。鉢植えでは日当たりのよい霜の当たらない軒下などに、凍らせないようにすれば地上部の葉を枯らせて越冬します。ガーベラは室内の5度以上で日当たりのよい所で越冬させると常緑で越冬します。
水やり
多湿を嫌い、乾燥には比較的強い方です。鉢植えでは鉢土の乾いてから与えます。水が花や葉にかかると病気になる事があるので、できるだけ花や葉に水が掛らないようにします。梅雨などの長雨の時期は、長雨に当てないよう日当たりのよい軒下などに置くとよいです。冬は寒さであまり生育しないので、控えめに与えます。
植え付け
春や秋に苗が売られているので、購入したら5号鉢ぐらいの鉢に植え付けます。用土は水はけのよい用土を好むので、花の培養土にパーライトを1割ぐらい混ぜたり、赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植え付けます。肥料切れを嫌うので、元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え付けるとよいです。冬の寒さには強くありませんが、暖地では花壇に植え付ける事が出来ます。日当たりがよく夏の西日が当らないような所に、苦土石灰と元肥に堆肥などを、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜ込んで、芽の出る所を埋めると花数が減る事があるので浅めに、株間は普通の種類で30cmぐらいの間隔に植え付けます。冬の寒さには強くないので霜よけして越冬させます。
植え替え
鉢植えでは毎年、春の新芽が出てくる3月頃に、根鉢の3分の1ほど壊して植え替えます。株が増えすぎているようなら株分けもして植え替えます。用土は植え付け用土と同じです。元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え付けるとよいです。花壇では2、3年を目安に、増え過ぎたら株分けを兼ねで植え替えます。
増やし方
株分け
株分けをして増やす事ができます。細かく分けないよう2、3芽以上に分けて株分けします。時期は植え替えと一緒に行います。
種まき
種まきでも増やす事ができます。時期は春の4月から5月頃に行えます。方法は
箱まきや
ポットまきで行えばよいと思います。箱まきでは本葉が3、4枚出たらポットに仮植えして、根が回ったら定植します。タンポポのような種ができるので、取っておいて播く事もできます。
肥料
肥料を欲しがります。鉢植えではマグァンプK(中粒)などの元肥を入れて植え替えていない場合は、生育期の春の3月から6月中頃、秋の9月中旬から10月の間、緩効性の化成肥料などを定期的に置き肥したり液体肥料などを与えます。花壇では春と秋の間に、骨粉入りの固形油粕や化成肥料などをまいておきます。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
花茎切り
花が咲き終わったら花茎を切り落として、次もよい花を咲かせるようにします。
病気や害虫
灰色かび病やうどんこ病が発生する事があります。予防にダコニール1000などの殺菌剤をかけておいて、水やりの時はできるだけ花や葉に水をかけないようにします。その他は
病気や害虫を参考にしてください。