別名:クレロデンドルム・ウォリキー
学名:Clerodendrum wallichii
科・属名:シソ科・クレロデンドルム属
原産地:アッサム、ベンガル、ヒマラヤ
分類:常緑低木
寒さ:やや弱い(0度以上)
暑さ:強い
樹高:30cm〜100cm
花径:約 4cm
花色:白
増やし方:挿し木
場所:日当たりを好む(夏は半日陰)。冬は日当たりの良い室内
用途:鉢植え
クラリンドウ
11月下旬、自宅の鉢植え
クラリンドウの花序
11月下旬、自宅の鉢植え
クラリンドウの葉
11月下旬、自宅の鉢植え
クラリンドウの全体
11月下旬、自宅の鉢植え
クラリンドウは4cmほどの白い花が集まった花序になり、垂れ下がって咲きます。花序の長さは30cmぐらいになります。育てるのは夏の強い日差しを嫌い、寒さにはさほど強くありません。冬は室内で育てますが、耐寒温度が0度以上とそこそこあるので、暖かい地域では庭木にして越冬することがあります。何種類かあるクレロデンドルムの仲間で、他にクレロデンドルム・ウガンデンセなどもあります。
クラリンドウの育て方
場所
日当たりを好むので日当たりのよい所で育てますが、夏の強い日差しを嫌うので、夏は強い日差しの当たらない明るい日陰で育てます。冬の耐寒性はあまり強くないので、冬は室内の日当たりのよい5度以上の所で越冬させます。寒さで落葉する事がありますが、暖かくなると葉が茂ってきます。耐寒性がそこそこあるので、暖地では庭植えで越冬する事があります。
植え替え
根がよく張るので鉢底から根が出て根詰まり気味だったり、2年以上植え替えていない株は植え替えます。時期は桜が咲く4月頃から5月頃に行うのが理想的です。方法は根鉢の回りを3分に1ぐらい軽く壊して一回り大きな鉢に植え替えます。用土は花の培養土に赤玉土(小粒)を2割ほど混ぜたり、赤玉土(小粒)7、腐葉土3などで植え替えます。冬を越えると葉を落として樹形が乱れていることが多いので、乱れていたら一緒に剪定します。その他は
花の植え替えのページを参考にしてください。
水やり
生育期の春から秋は鉢土の表面が乾けば与えます。夏はよく乾くので水切れさせないように注意してください。冬になったら室内に入れ、花後は鉢土の表面が白く乾いてさらに2、3日してからの水やりにして控えめに与えます。冬に水を与え過ぎると根腐れする事があるので注意してください。
肥料
肥料切れさせないよう春の4月から秋の10月頃まで骨粉入りの固形油かすなどを置き肥します。その他は
花の肥料のページを参考にしてください。
増やし方
挿し木
挿し木で増やすことができます。2、3節の挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取って、葉の取った節が用土に埋まるように挿します。時期は梅雨の6月頃から7月中旬頃に行うとよいです。その他は
挿し木のページを参考にしてください。
剪定
春の植え替え時に伸び過ぎた枝を剪定します。秋咲き種のクレロデンドルムは夏以降に剪定すると花芽を切ってしまうので注意してください。