学名:Lagerstroemia indica
科・属名:ミソハギ科・サルスベリ属
原産地:インド北部、中国
分類:落葉小高木
寒さ:強い〜やや弱い
暑さ:強い
実期:10月〜11月
樹高:3m〜10m
花径:3cm〜4cm
花色:桃色、赤色、白
増やし方:挿し木、種まき
場所:日当たりを好む
花芽分化:6月頃〜(新枝につく)
用途:庭木、鉢植え(矮性)、シンボルツリー
花言葉:雄弁
通販店:楽天市場にあり
サルスベリのアップ
7月下旬、自宅の庭
サルスベリ
8月上旬、植物園
サルスベリ(白)
8月下旬
サルスベリ
8月上旬、植物園
サルスベリの実
8月下旬、植物園
サルスベリの実のアップ
8月下旬、植物園
サルスベリは夏を代表する花木の一つです。寒さはさほど強くないので、関東以南の庭木としてよく植えられています。落葉樹木で、花色は桃色をよく見かけますが、他に白や赤色をしたものもあります。地植えで育てられる事が多いですが、鉢植えでも育てやすい矮性のイッサイサルスベリなどの種類もあります。名前の由来は花期が長いので百日紅と書かれますが、他に木がツルツルとしていて猿も木に登れず滑る事から猿滑りとも書くそうです。サルスベリの花の咲き方は円錐型で、どことなく変わった感じがします。秋になると実が熟し、ドライフラワーにすると冬にも利用できるようです。
サルスベリの育て方
場所
日当たりを好むので日当たりの良い所で育てます。冬の寒さにはあまり強くありませんが、暖地では庭木として育てる事ができます。サルスベリは落葉樹なので、冬は葉を落として越冬します。
植え付け
春の3月から4月頃、秋の10月から11月頃に植え付けられます。鉢植えの用土は水はけのよい用土、赤玉土(小粒)7、腐葉土3などに植え付けます。庭では日当たりがよく風通しのよい所に根鉢の大きさの二回りぐらいの大きさの穴を掘り、元肥に牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜ込んで植え付けます。
植え替え
鉢底から根が出てぬ詰まり気味だったり、2年以上植え替えていない鉢植えは植え替えます。時期は春の3月から4月頃に行います。用土は植え付け用土と同じです。
水やり
鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏はよく乾くので乾かしすぎないように注意してください。庭木では通常は必要ありませんが、植え付け後の苗木は乾かさないように水やりします。
剪定
落葉した状態から芽吹くのは4月中頃からとあまり早くはなく、花は新しく伸びた枝に咲かせます。剪定の時期は落葉期の12月から3月頃に行うとよいです。暖地では開花中の8月中旬まで花の咲き終わってきた一年枝を切ると、元から新しい枝が伸びてきてまた花を咲かせます。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。長さ15cmほどの挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取って、その節が用土に埋まるように挿します。時期は春の3月頃、梅雨の6月から7月上旬頃に行うとよいと思います。数年は鉢植えで育て、ある程度大きくなってから定植するとよいです。その他は
挿し木のページを参考にしてください。
種まき
秋に実が成って種が取れるので、取っておいて春に蒔く事ができます。時期は4月頃に行うとよいと思います。方法は
箱まきにして覆土は薄く種が隠れるようにします。高さが5cmぐらいになったらポットに仮植えして、根が回ってきたら鉢に定植します。庭へは数年してある程度大きくなってから定植するとよいです。
矮性のイッサイサルスベリは1年もすると開花するそうです。
肥料
庭では3月頃、鉢植えは4月、6月、8月頃に
骨粉入りの固形油粕などを与えます。