別名:ヒナソウ(雛草)、フートニア
学名:Houstonia caerulea
科・属名:アカネ科・ヒナソウ属
原産地:北米
分類:多年草
寒さ:強い
暑さ:やや弱い
草丈:5cm〜15cm
花径:0.5cm〜1cm
花色:薄青色、白
場所:日向(夏は半日蔭)
種まき:採り蒔き
増やし方:株分け
用途:鉢植え、ロックガーデン
トキワナズナ
3月中旬、自宅の鉢植え
トキワナズナの全体
3月中旬、自宅の鉢植え
薄い青色をした小さな可愛らしい花を沢山咲かせます。別名のヒナソウは鳥のヒナが餌を求めて口を開けているように見えるので、このような名前になっているようです。花は薄青色の花をしたものが多いですが、他に白花をした種類もあります。キャンディタフトもトキワナズナと呼ばれる事がありますが、こちらとは全く別の種類です。やや湿った所を好み、夏の高温を嫌いますが、涼しい地域では野生化するほど強健なようです。暖地では夏の暑さで枯れてしまう事があるので、山野草の培養土に保水性を高めるために赤玉土(小粒)などを足して植えるとよいです。
トキワナズナの育て方
場所
日当たりのよい所を好むので、日当たりのよい所で育てますが、夏の暑さを嫌うので、夏は風通しのよい半日陰で育てます。
水やり
湿った所に生息して根も浅いので、水切れに注意します。鉢植えでは鉢土の表面が乾いてきたら与えます。夏はよく乾くので、乾かし過ぎないように注意してください。庭でも雨が降らず乾くようなら与えます。
植え付け
秋や春に苗が出回るので、手に入れたら植え付けます。鉢植えの用土は夏の高温を嫌うので、水はけのよい
山野草の培養土に保水性を高くするために赤玉土(小粒)を2割ぐらい混ぜて植え付けるとよいと思います。庭では黒土などに植えると夏に枯れる事があるので、保水性が高めのロックガーデンの方が向いています。
植え替え
よく増えるので毎年植え替えます。時期は花後の5月頃か秋の9月下旬から10月頃に植え替えます。用土は植え付け用土と同じです。
肥料
肥料は多く必要ありません。春の3月から6月頃、控えめに緩効性の化成肥料を置き肥するぐらいでかまいません。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
増やし方
株分け
株分けして増やすことができます。方法は2、3等分ぐらいの塊にして株分けします。時期は植え替えと一緒に行います。その他は
株分けのページを参考にしてください。
種まき
花後にこぼれ種で発芽するほどなので、種を採ったら平鉢などに蒔いて、本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、夏は風通しがよく強い日差しを避けた半日陰で越させ、秋になったら植え付けます。ポットや鉢の用土は植え付け用土と同じです。
切り戻し
花後に切り戻すと再び花が咲くことがあります。