別名:マンネンロウ(迷迭香)
学名:Rosmarinus
科・属名:シソ科・マンネンロウ属
原産地:地中海沿岸
分類:常緑小低木(立ち性〜匍匐性)
寒さ:強い(-5度)
暑さ:強い
開花時期:11月〜3月(不定期で他の時期にも咲く)
樹高:30cm〜120cm
花径:約 1cm
花色:紫色、白、ピンク
種まき:春まき、秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ピートバンなど
増やし方:挿し木
場所:日当たりを好む。夏の高温多湿を嫌う
用途:花壇、鉢植え、ハーブ(ハーブティー、料理)
花言葉:記憶、思い出
通販店:楽天市場にあり
ローズマリー(紫色)
8月下旬、自宅のプランター
ローズマリーのアップ
3月中旬、植物園
ローズマリーの花と葉
8月上旬、植物園の庭木
ローズマリーの枝
10月中旬、植物園の庭木
ローズマリーはハーブとしてよく知られています。花は冬から春に多く咲きますが、年間を通じて不定期に花を咲かせます。葉を肉料理の風味づけに利用されたり、ハーブティー、ポプリなどにも利用されています。よく聞く有名なハーブなので、どんな花なのだろうかと興味半分で購入した事があり、プランターに植えていた事がありますが、やや夏の高温多湿を嫌い下葉が枯れやすいですが、育てるのは特に難しい事はありませんでした。種類は立ち性、半木立性、匍匐性の種類があり、花色は紫色が一般的ですが、白花や桃花もあります。これとよく似たウエストリンギアというのもあり、よく似ているのでオーストラリア・ローズマリーという別名もあります。
ローズマリーの育て方
場所
日当たりを好むので日当たりのよい所で育てます。夏の高温多湿を嫌い蒸れて下葉が落ちやすいので、梅雨時期の鉢植えでは日当たりと風通しのよい雨の当たらない軒下などに置いておくよいです。冬の耐寒温度は氷点下5度ぐらいあるので、暖地では庭植えで越冬します。
水やり
乾燥には強いですが、高温多湿を嫌う植物です。鉢植えでは年間を通じて鉢土の表面が白く乾いてから与えます。庭植えでは植え付け後しばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後は日照り続きで雨が降らず、乾き過ぎるようなら与えるぐらいでかまいません。
植え付け
春の3月から6月頃、秋の9月から10月頃に行えます。鉢植えの用土は水はけのよい用土、赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2などで植え替えます。庭木では酸性度を嫌い水はけのよい所を好むので、庭土に苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土を、痩せているようなら牛糞などを混ぜ込んで植え付けます。
植え替え
鉢底から根が出て根詰まりしていたり、2年以上植え替えていないものは植え替えます。時期は春の4月頃、秋の9月中旬から10月中頃にも行えます。用土は植え付けの項目と同じです。
肥料
あまり必要としません。春と秋に鉢植えでは緩効性の化成肥料など、庭木では骨粉入りの固形油粕などを置き肥して、春にだけ石灰をまいて酸度を中和させてあげるとよいです。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
増やし方
挿し木
挿し木で増やす事ができます。時期は春の4月から5月頃、秋の月9月中旬〜10月頃にも行えます。長さ8cmほどの挿し穂を用意して、下葉を数枚取ってそこが用土に埋まるように挿せばよいです。その他は
挿し木のページを参考にしてください。
種まき
種が売られているので、種まきからも育てる事ができます。種まきの時期は春の4月から5月頃、秋の9月頃にも行えます。発芽には1カ月ほどかかるようです。方法は
箱まきや
ピートバンなどで行います。
剪定
春から伸びた枝に花をつけます。花は主に冬から春に咲きますが、年間を通じて不定期に花が咲きます。剪定は春の花後の4月頃に行うとよいと思います。伸び過ぎた枝を短くしたり、邪魔な枝を元から切ったりします。枝の先端を摘心して、枝を多く出させて花つきをよくさせてもよいです。