科・属名:クワ科・フィカス属
別名:ベンジャミン、ベンジャミンゴムノキ
原産地:東南アジア、オーストラリア
分類:常緑小高木
寒さ:弱い(8度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり
花言葉:融通のきく仲間
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作業カレンダー(暖地基準) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||
場所 | 室内の日向(8度以上) | 日向 | 半日陰 | 日向 | 室内の日向 | |||||||||||||||||||||||||||||||
植え替え | 適期 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
挿し木 | 挿し木 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
剪定 | 剪定 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
肥料 | 肥料 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
水やり | 控え目 | 表面が乾いたら | 表面が乾いてきたら | 表面が乾いたら | 控え目 |
フィカス・ベンジャミナの育て方
置き場所
日当りの良い所から半日蔭で育ちます。日差しに慣れていないものは、夏の日差しに急に当たると焼けやすいので注意してください。耐陰性がありますが、出来るだけ明るい所の方が良く育ちます。寒さにやや弱いので、冬は最低温度8℃以上の暖かい室内に置きます。冬は空気が乾燥して葉が落ちやすいので、暖かい時間帯に霧吹きで葉水をかけるとよいです。冷暖房の風は空気が乾燥しているので、葉に当たらない所に置きます。その他は観葉植物の置き場所を参考にしてください。5月から10月中旬 |
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室内、戸外の日当たりと風通しのよい所(夏の強い日差しは避ける) |
10月下旬から4月 |
室内の日当たりのよいから明るい所。最低温度は8度以上で管理 |
水やり
生育期の5月から10月頃までは水をよく吸い上げるので、水切れしないよう鉢土の表面が白く乾いたらたっぷりと与えます。秋の最低気温が20度を下回ってきたら、徐々に水を吸わなくなるので、水やりの間隔も自然にあいてきます。冬は生育は止まりあまり水を吸わなくなるので、鉢土の表面が白く乾いて、さらに3、4日ぐらい経ってから与えます。春になって暖かくなってくると、徐々に水を吸いはじめ乾きが早くなるので、鉢土の表面が白く乾いたらたっぷりとに与えます。その他は観葉植物の水やりを参考にしてください。肥料
春から秋の生育期は緩効性の化成肥料などを置き肥したり、定期的に液体肥料を与えます。冬は寒さで生育が止まり必要ないので与えないようにします。その他は観葉植物の肥料のページを参考にしてください。植え替え
鉢の底から根が出て根詰まりしていたり、2年以上植え替えていなものは植え替えます。時期は春の5月から6月頃に行うとよいですが、8月頃まで行えます。用土は市販されている観葉植物専用の土を利用したり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)7、腐葉土3など、自分好みの標準的な土でよいです。根鉢の周りを3分の1ぐらい軽く壊し、樹形にあった大きさの鉢に植え替えます。必要なら剪定を兼ねて樹形を整えます。写真は株元に斑入りの品種とヘデラを寄せ植えしています。その他は観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。5月上旬 |
植え替え前 |
根鉢を3分の1ぐらい崩した |
植え替え終了 |
増やし方(挿し木)
長さ10cmぐらいの若い挿し穂を利用します。一番下の葉を取リ除き、その節が用土に埋まるように挿します。しばらくは用土が乾かないように水やりして、直射日光が当たらない明るい日陰に置きます。発根して新芽が伸びてきたら鉢に植えます。時期は5月から6月頃に行うのが理想的ですが、温度が高ければいつでも行えます。その他は挿し木のページを参考にしてください。挿し穂 |
枝を編んだ鉢植え作り
三つ編みにされたものが売られている事があります。若い苗の時は枝が柔らかいので、その時に編まれたものです。挿し木して長さが30cmから50cmぐらい伸びたら編みます。写真は二つ編みしたもので、解けないように紐で数か所固定しています。二つ編みした苗 |
剪定、切り戻し
枝がよく伸びて樹形が乱れやすいので、やや短めに形を整えて剪定します。時期は新芽が吹く前後の4月中旬から5月頃に行うとよいです。何年か剪定せずに放置すると、枝の内側の葉が減ってスカスカになりやすいので、なってしまったら思い切って短く切り戻すとよいです。切断面から白い樹液が出て葉につくと汚れるので、シャワーや濡らしたタオルなどで落とすとよいです。冬の管理方法
室内のできるだけ、暖かくて明るい所に置きます。冬は水をあまり吸わないので、水やりは控えめにします。冬は空気が乾燥して葉が落ちやすいので、霧吹きで葉水を与えながら育てるとよいです。その他は、観葉植物の冬の管理を参考にしてください。冬を越えた春の状態
葉が黄ばんだり葉が少なくなっているものです。あまりにも全体的に葉が落ちた場合は、根詰まりや根腐れしている可能性があります。5月から6月頃の暖かくなった時期に植え替えをして、将来の樹形を考えて、剪定する事をお勧めします。その他
葉が落ちる
少し寒さに弱い植物で、最低温度が7℃以下の低温にあってしまったり、水の与え過ぎによる根腐れで葉が落ちる事があります。できるだけ日当りが良く暖かい所に置き、冬に水を与え過ぎないように注意してください。もし、葉がほとんど落ちてしまっても、春に植え替えと剪定を行っておくと、夏には葉が茂ってくる事が多いです。編み込んだ枝が枯れた
長く育てていると茎が太くなってお互いの茎を締め付け合い、どれか枯れてしまう事があります。枯れてしまった場合は、春の植え替えの時に枯れた茎と根を取り除くとよいです。写真は三つ編みにされた2本が枯れてしまったものです。三つ編みの2本が枯れた |