花と観葉植物(葉っぱの岬)

シラフカズラ

学名:Scindapsus pictus
別名:スキンダプサス
科・属名:サトイモ科・スキンダプサス属
原産地:マレー諸島
分類:常緑蔓性多年草
寒さ:弱い(10度以上)
暑さ:強い
日照:明るい日陰
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり

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シラフカズラの写真

シラフカズラの葉

シラフカズラは葉が厚く、銀色の葉が美しく熱帯らしい姿をしています。明るい日陰を好む観葉植物で、耐陰性が強く日当たりの悪い場所でも育つのが魅力です。写真はシラフカズラ・ピクタスよりも葉が大きいシラフカズラ・トレウビィという種類です。育てるのは少し寒さに弱いですが、耐陰性が強く比較的育てやすい観葉植物です。

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シラフカズラの育て方

置き場所

強い日差しを嫌い耐陰性が強いので、明るい日陰で育ちます。生育期の春から秋は直射日光の当たらない明るい日陰、冬は耐寒性がやや弱いのでは、室内のレースカーテン越しの日光から窓際の明るい日陰に置いて、最低温度10度以上で管理します。高温多湿を好む観葉植物で、あまり強い風にあたらない所で育てます。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月上旬
明るい日陰。強い日差しは避ける
10月中旬から4月
室内のレースカーテン越しの日光から明るい日陰。最低温度は10度以上で管理。

水やり

鉢土の表面が白く乾いたら水を与えます。比較的乾燥には強いですが、初夏から夏はよく水を吸うので乾く前に与えます。秋の最低気温が20度以下になったら徐々に水を吸わなくなってくるので、それに合わせて水やり間隔もあけていきます。冬は鉢土の表面が白く乾いてから数日してからの水やりにして乾燥気味に管理します。乾燥には比較的強く、冬に水を与え過ぎると根腐れする事があるので注意してください。湿度の高い所を好むので、霧吹きで葉に加湿しながら育てるとよいです。空中湿度が高いビニール温室などでは、茎の途中から長く根を伸ばす事もあります。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

2年以上植え替えていなかったり、鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植え替えをします。時期は高温多湿帯の熱帯観葉植物ですので6月から7月中旬頃の梅雨時期が理想的です。用土は水苔や市販されている観葉植物専用の土がよいと思います。自分は赤玉土(小粒)5、腐葉土4、ピートモス1ぐらいで植え替えています。下の写真は購入後に葉の色が悪くなったので鉢から抜いてみると、用土と水苔が混じって植えられて根腐れ気味だったので、水苔を取り除いて用土だけに植え替えた時の写真です。その他、植え替えについては観葉植物の植え替えのページをご覧ください。
5月中旬

水苔と用土が混じっていた

水苔を取り除いた

植え替え終了

切り戻し

蔓が伸び過ぎて邪魔になっり、茎の途中の葉が減ったら切り戻します。切った付近から新しい蔓が延びてきます。時期は新芽を吹く5月頃が理想的です。切った先は挿し木に利用できます。

増やし方(挿し木)

挿し木で簡単に増やす事が出来ます。時期は5月から7月中旬頃が理想的です。2から3節の挿し穂を用意して、一番下の葉をちぎってそこが土に埋るように挿します。あとは水を切らさないよう風の当たらない明るい日陰で管理します。シラフカズラは節に根が出ている所があるので、そこが土に埋まるように挿せば比較的簡単につきます。その他、詳しくは挿し木のページをご覧ください。

シラフカズラの気根

挿し木後、約半年

肥料

春から秋まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

病気や害虫など

葉ダニ

葉の裏を葉ダニに吸われて、葉の色が白っぽくなってしまいます。空気が乾燥すると発生しやすいので、葉水を与えながら育てます。葉ダニがついた場合は殺ダニ剤などで駆除します。その他、害虫についてはこちらをご覧ください。

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