花と観葉植物(葉っぱの岬)

フィカス・ラディカンス

学名:Ficus radicans
別名:フィカス・サギッタータ
科・属名:クワ科・フィカス属
原産地:ヒマラヤ東部〜フィリピン、カロリン諸島
分類:常緑蔓性低木
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭を好む
耐陰性:あり

スポンサーリンク


フィカス・ラディカンス

フィカス・ラディカンスの葉

フィカス・ラディカンスは蔓性の観葉植物です。斑入りのバリエガタという種類が主に出回っており、葉はフィカス・プミラのような感触で細長い葉をしています。蔓性なので吊り鉢にも向いており、明るい日蔭で育つので明るい日陰を好む観葉植物などとの寄せ植えにも向いています。

スポンサーリンク

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向から明るい所(5度以上) 半日蔭 明るい日陰 半日蔭 室内の日向から明るい所
植え替え 適期
挿し木 挿し木
肥料 肥料
水やり 控え目 表面が乾いたら 鉢土の表面が乾いてきたら 乾いたら 控え目

フィカス・ラディカンスの育て方

置き場所

強い日差しを避けた明るい所を好みます。生育期の春から秋は明るい所に置いて育てます。強い直射日光に当てると葉焼けするので、強い直射日光には当てないようにします。秋の最低気温が15度を下回ってきたら日当たりがよく暖かい室内へ入れ、冬は最低温度5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所を参考にしてください。
4月中旬から10月中旬
室内または戸外の半日蔭(夏の直射日光は避ける)
10月下旬から4月上旬
室内の日当たりのよい所。最低気温は5度以上で管理。

水やり

水やりは普通では生育期の春から秋は鉢土の表面が乾けば与えます。秋が深まって来ると徐々に水を吸わなくなるので、徐々に水やりを控え、冬はあまり生育しないので、控えめに水を与えます。空中湿度を好むので、霧吹きで葉水を与えながら育てるとよいです。その他は観葉植物の水やりを参考にしてください。

植え替え

2年に1回を目安に、鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植え替えます。時期は5月から6月頃に行うのが理想的です。用土は市販されている観葉植物専用の土でかまいません。自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。あればマグァンプK(中粒)などの元肥を混ぜ込んで植え替えるとよいです。その他は観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。

肥料

元肥にマグァンプK(中粒)などを使用していなければ、春から秋まで緩効性の化成肥料を置き肥したり、葉色が悪くなったら液体肥料を追肥したりします。冬はあまり生育しないので必要ありません。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

冬の管理方法

暖房の効いた暖かい部屋で育てるとよいです。空気が乾燥するので、暖かい時間帯に霧吹きで葉水を与えながら育てるとよいです。その他は観葉植物の冬の管理を参考にしてください。

増やし方

挿し木

挿し木で容易に増やすことができます。時期は5月から6月頃が理想的ですが、気温の高い時期ならつでも行えます。長さ6cmぐらいの挿し穂を用意して、下の方の葉を2枚ほど取って、取った節が用土に埋まるように挿します。その他は挿し木のページを参考にしてください。

挿し穂

病気や害虫

ハダニが発生して葉が白っぽくなってしまう事があります。見つけたらスミチオンなどを散布して駆除します。葉が乾燥すると付きやすいので、霧吹きで葉水をしながら育てるとある程度予防できます。その他は観葉植物の害虫のページを参考にしてください。

スポンサーリンク

▲ページトップに戻る