花と観葉植物(葉っぱの岬)

ビオラ

別名:サンシキスミレ
学名:Viola×cornuta
科・属名:スミレ科・スミレ属(ビオラ属)
原産地:ヨーロッパなど
分類:一年草
寒さ:強い
暑さ:暑さで枯れる
草丈:10cm〜20cm
花径:1cm〜4cm
花色:紫色、青、赤、白、黄色、橙色、茶色など
場所:日向
種まき:秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ピートバンなど
用途:花壇、鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット
花言葉:誠実
通販店:楽天市場にあり

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ビオラ
3月下旬、自宅の鉢

花壇のビオラ
4月中旬、自宅の庭

神戸バニービオラ
11月下旬、自宅の鉢

ビオラとミニシクラメンの寄せ植え
3月中旬、自宅の鉢植え

ハンギングバスケットの芳香ビオラ
3月中旬、自宅のラティスフェンス

ビオラ(フィオリーナ)
5月上旬、自宅の鉢植え

花の少ない冬を彩るおなじみの花です。うちにも毎年プランターや鉢植えに植えています。最近は色々な種類があり、上二枚の花びらがうさぎの耳のように立っているバニービオラ。花色が白からブルーに変化、オレンジからブルーに変化する色変わりビオラ、サントリーが開発したフィオリーナという花数がとても多いこんもりビオラ、一株で沢山花が咲き65cmプランターに二株植えれば十分な王様ビオラ、花に芳香のある芳香ビオラ、横に広がって枝垂れ咲きするビオラなど色々あります。育てるのはパンジーと同じで、普通の種類同士を比べるとパンジーの方が花が大きく、ビオラの方が花が小さいですが、ビオラの方が花の数が多いです。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花 開花
場所 日向 日向
種まき 種まき 仮植え 植え付け
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば

ビオラの育て方

場所

日当たりを好むので、できるだけ日当たりのよい場所で育てます。寒さには強く、多少の霜にも耐えるので、暖地では霜よけせずに越冬します。鉢植えでは霜の当たらない、軒下などへ置いた方が花が痛まないのでいよいです。

植え付け

元々は早春咲きの花だったのですが、品種改良によって冬から開花するタイプが出回るようにり、秋になると毎年恒例のように苗が出回ります。種類によって株間は異なりますが、普通のビオラの鉢植えの株間は10cmから15cmぐらいの間隔に、花壇では20cmぐらいの間隔に植え付けます。普通の種類より一株で大きくなる種類は株間をもっと広めにして植え付けます。普通のビオラを65cmプランターに植え付ける場合は4株から5株を目安に植えつけます。冬に沢山花を咲かせてたい場合は株間を狭く植え付ければよいですが、春になって暖かくなると根詰まりして調子が悪くなる事があります。鉢植えの用土は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、ピートモス1ぐらいでよいと思いますが、ビオラ・バンジー用の用土が売られているので、それを使用すると間違いないと思います。花期が長いので、元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え付けるとよいです。花壇では植え付けの際は酸性度を嫌うのであらかじめ苦土石灰で中和して、肥沃な用土を好むので元肥として牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜて植え付けます。肥料切れさせないよう、元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え付けてもよいです。
11月中旬

種まきした苗の植え付け
2月下旬

開花

種まき

種まきは8月中旬頃から9月頃に行えます。暑さに弱いので、8月中頃のまだ暑い時期の種まきは、できるだけ涼しい場所て発芽させるようにします。種まきに慣れていない場合は、やや涼しくなった9月頃に蒔いた方が安全です。9月頃に種を蒔いたものは、8月中頃に蒔いたものよりも開花は遅くなります。種まきの方法は鉢まきピートバンなどで行うとよいです。好光性で覆土せずに種まきしても、種の高さぐらいごく薄く覆土しても発芽率は変わらないそうです。ごく薄く覆土した方が種の乾燥を防ぐメリットがあるので、種袋にはそう書いている事が多いです。種は浅い平鉢などに蒔いて、水やりは受け皿に水を貯めて与えるとよいです。用土は種まき用の土など、乾燥を防ぐために遮光ネットや新聞紙などを上に被せておくとよいです。発芽して根が地表に出たものは、根の部分に土を被せるようにします。本葉が3枚ぐらいになったら9cmポットに仮植えしてます。この時期は虫が多いので、虫に葉を食べられないよう、上にネットを掛けておいた方が安全です。ポットに根が回ってきたら、植え付け項目と同じように植え付けます。

遮光ネットで乾燥を防いだ
9月中旬

種まき3週間ほど

ポットに仮植え(ネット)
11月上旬

植え付け前

定植

水やり

鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いたら与えます。鉢植えでは春が本番になると水をよく吸い上げるようになるので、水切れさせないように注意してください。花壇では雨が降らず、乾き過ぎるようなら与えるぐらいでかまいません。その他は花の水やりを参考にしてください。

植え替え

ビオラは花期が長く、鉢植えで育てていると春になると根詰まりしてしまう事があります。根詰まりしてしまったら、根鉢を壊さないよう一回り大きな鉢に植え替えるとよいです。

肥料

花期が長く肥料切れしやすいです。鉢植えでは緩効性の化成肥料などを置き肥して、定期的に液体肥料を与えます。花壇では元肥に牛糞などを混ぜ込んで植え付け、追肥に即効性の化成肥料などを定期的に与えます。肥料を切らすとよい花が咲かなくなるので、鉢植え庭植えとも、元肥に肥料効果の長いマグァンプK(中粒)などを混ぜて植え付けるとよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

切り花

5月にもなって気温が上がると、花茎が30cmぐらい伸びて徒長してしまう事があります。このように徒長してしまったビオラは、切り花にすると3、4日ぐらいと短いですが楽しむ事ができます。
5月上旬

徒長した

切り花

花がら摘み

花が終わったら次にもよい花を咲かすよう、開花後の花をできるだけ早く摘みます。ビオラは花が多いので大変ですが、行った方が次から次へとよい花が咲き続けます。

種採り

開花後に青い種袋ができて熟すと自然と弾けて種が地面へ落ちてしまいます。熟した時に種を採らないといけないのですが、弾ける前の熟した頃の判断が分かりづらいです。ビオラは徒長した開花の終わり頃に弾けた種袋が上を向いているのでよく採れます。
5月上旬

弾けた種袋

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