別名:ハナアオイ(花葵)
学名:Lavatera
科・属名:アオイ科・ラバテラ属
原産地:地中海沿岸
分類:一年草
寒さ:やや弱い
暑さ:強い
草丈:80cm〜150cm
花径:約 10cm
花色:ピンク、白など
種まき:秋まき(9月中旬〜10月)
発芽温度(20℃〜25℃)
ポットまき、直まき(やや移植を嫌う)
場所:日当たりを好む
用途:鉢植え、花壇

ラバテラ
5月上旬、植物園

ラバテラ(白)
8月上旬、自宅の花壇

ラバテラ2
8月上旬、自宅の花壇

ラバテラ(白)2
5月上旬、植物園
ラバテラは6月から8月頃に花を咲かせる一年草の植物です。草丈は1m以上になり、花の大きさは10cmぐらいで、花色はピンクや白色でハイビスカスの花を少し小さくしたような、アオイ科らしい花を沢山咲かせます。地中海沿岸を中心に25種類ほどが分布しているそうで、一年草のラパテラ・トリメストリス(ハナアオイ)が一般的ですが、多年草や低木の種類もあります。
ラバテラ・トリメストリスの育て方
場所
日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。寒さには強くないので、鉢植えでは霜の当たらない軒下に置いておくとよいです。また、多湿を嫌うので、鉢植えでは梅雨の長雨に当てないようにするとよいと思います。
植え付け
鉢植えでは過湿を嫌うので、花の培養土などにパーライトを2ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2ぐらいに植えつけるとよいと思います。多くくなるので、鉢植えでは20cmから30cmぐらいと広めの間隔に植え付けます。庭では苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土、元肥に牛糞などを混ぜ込んで40cm〜50cmぐらいの間隔に植え付けます。
種まき
種まきの方法は
箱まき、移植をやや嫌うので
ポットまきしてもよいです。種まきの時期は暖地では秋の9月中旬から10月頃に種まきするのがよいです。春まきもできますが、暖地では3月頃と早めに種を蒔いた方がよいと思います。覆土は5mmぐらい軽く行います。箱まきでは本葉が2、3枚の頃にポットに仮植えして、根が回ってきたらしっかりと霜よけして、40cm〜50cmぐらいの間隔で定植します。
水やり
鉢植えの場合は鉢土が乾けば与えます。花壇の場合は雨があまり降らず、乾き過ぎるようなら与えます。過湿を嫌うので水の与え過ぎには注意してください。その他は
花の水やりを参考にしてください。
肥料
花壇では元肥に牛糞など混ぜて植え付け、即効性の化成肥料などを定期的に追肥します。鉢植えは緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料などを定期的に与えます。その他は
肥料の使い方を参考にしてください。
病気や害虫
やや虫が好むようで虫に葉を食べられる事があります。定期的にオルトラン粒剤などを散布しておくとよいと思います。その他は
害虫のページを参考にしてください。